肌の状態や太り具合というのは体重では推し量れないことが多いので、同じ角度で同じ時間に数日に1回でも写真をとっておくと、それ自体が抑止力となって、自分を客観視して健康にも気を遣うようになります。いわゆる一時期流行った「計るだけダイエット」と同じで、自分を撮影して、現実を見ながら、前向きに対策を考えるのです。
自分で自分を見るのはイヤという人もいますが、それこそ現実から目をそらしている第一歩。自分には見えなくても他人にはイヤと言うほど自分の姿は見えているので、真っ先に自分が納得できない…というのは本来あってはいけないのではないでしょうか?
もちろんそれがいきすぎて美醜に関して厳しくなりすぎたり、よくわからな価値観に囚われたりするのもいけないので、自分自身での客観視に加えて、回りの親しい人の「率直な意見」というのもたくさん聞いて、それもあわせて「自分の適性な状態」というのを見ていくと良いのでは無いかと思います。
運動も細かい自分の変化を見ていると、数日サボっただけで息の上がりが早くなっていることに気がついたり、意外な弊害が、意外な薬の副作用からきていることが分かったり、化粧やシャンプーが体質にあってないことも早めに気がつくことができるので、ちょっとした「観察眼」を養うのに、自分という観察対象をまずは磨くと、他人を見る能力もじわっと付いてくるのです。
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