【書評】小野田寛郎を英雄に仕立てた黒幕の狙いとは?

 

著者の結論。

小野田の任務とは何だったのか。それは「軍によって隠された軍資金」を守ることだったのではないか。そして、その軍資金とは「マル福金貨」と呼ばれるゴールド・コインだったのではないか。

小野田の実像は残留諜者としての任務を全うした、命令に忠実な、紛うことなき「帝国軍人」であった。(略)と同時に、フィリピンの金塊という「亡霊」に自らの人生を翻弄された、悲劇の軍人だったのではないかと思う。

救出+英雄化劇にディレクター(黒幕)がいた説には同意したいが、フィリピンの金塊説はナントモ。筆者の、小野田さんに対する敬意はないに等しい記述が不快でもある。

編集長 柴田忠男

image by: Shutterstock.com

 

日刊デジタルクリエイターズこの著者の記事一覧

デジタルメディアで活躍する現役クリエイターたちのコラムで構成されている本格派。総発行部数約16000! 真のクリエイターを目指している方からデジタルに関わる方まで、すべてに向けて発行中!

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】 』

【著者】 日刊デジタルクリエイターズ 【発行周期】 ほぼ日刊

print
いま読まれてます

  • 【書評】小野田寛郎を英雄に仕立てた黒幕の狙いとは?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け