年配の男性はいらだったように、「お前らだけが損するわけじゃないんだからいいだろう? ほら、ご飯が冷める前に、はやくふりかけをよこせ」と言い放ちます。
ここで我に返ったリスナーは、「いや、うちでは何も買っていないので、ふりかけは差し上げられません」と断りますが、「何してるんだ、飯が冷めるだろう。いいから早くよこせ!」と年配の男性は一歩も引きません。
そこに、不穏な空気を察して、裏から出てきた店長。事情を理解すると同時に、なんと、こう言ったんだそうです。「申し訳ございませんでした。ふりかけはどうかお持ちください」。さらに、「ほら、●●君もお詫びして」。
この投稿を受けてパーソナリティの三遊亭鬼丸さんは、「今、世にはびこるクレーマーは、面倒ごとから早く逃れたい、穏便に丸く収めたいという、店側の『事なかれ主義』によって、これでいいんじゃないかと、調子に乗ってしまった結果、増えたのではないか」と言った趣旨のコメントしていました。わたしも、このコメントに、おおむね賛成です。
ところで、読者さまは、この弁当屋の店長が犯した、とても大きな間違いが、わかりますか?
- 経営方針をぶれさせた
- スタッフを理不尽な要求に屈させてしまった
この2つです。