偉くなった経営者こそ「叱ってくれる人」が必要な理由

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経営のカリスマとして名を残す松下幸之助さんの名言に、「叱ってくれる人、注意してくれる人を大切にせよ」という言葉があるそうです。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では、著者で現役コンサルタントの梅本泰則さんが、自身が関わってきた親子経営や兄弟経営企業の例をあげながら、「叱ってくれる人が必要な理由」をわかりやすく解説しています。

経営者には、叱ってくれる人が必要

松下幸之助さんの言葉に、こんなのがあります。

ほめられるのは嬉しいことだが、ときとして油断が生じる。だから、逆に叱ってくれる人、注意してくれる人を求め大事にしなさい。

何とも良い言葉ですね。今、あなたの周りには、叱ってくれる人、注意をしてくれる人がいるでしょうか?

ちまたでは、多くのお店で世代交代が起こっています。後継者にとって、親は叱ってくれたり注意をしてくれたりする大事な存在です。そのことは分かっていても、父親と息子さんがしょっちゅうケンカをしているお店があります。意見の衝突というやつです。

きっと父親は、お店の将来を思って、息子さんのやり方を叱るのでしょう。しかし、息子さんには息子さんの考えがあります。親子ですから遠慮がありません。「あなたの考え方は、今の時代に通用しない!」とかなんとか、反発します。

その場面を見ている方はハラハラしますが、大丈夫です。しばらくすると、お互いは何もなかったようにケロッとしていますこれが親子というものですね。やはり、お互いが信頼をしているのでしょう。息子さんは、心のどこかで自分を叱ってくれる存在をありがたいと思っています。

その一方で、こんなお店がありました。

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