北朝鮮から聞こえる軍靴の音。危機感のない韓国を待ち受ける誤算

 

1. 韓国の危うさ

石油の備蓄はできたが、北朝鮮は戦争が長引くと不利になるので、短期決戦にならざるを得ない。このため、北朝鮮から攻撃を開始する可能性も高い

この攻撃として、ソウルへの攻撃を北朝鮮は行うことになる。核兵器搭載の短距離ミサイルを発射しても、自国の前面展開している軍に大きな被害が出るので、大量の大砲による砲撃を行うことになる。石油の必要がないので効率が高い。しかし、大砲の整備更新をしていないので、稼働率は半分程度である。しかし、その砲撃で、ソウルは大きな打撃を受けることが確実である。

このため、日本政府は韓国に対して邦人退避の方法を交渉しようとしたら拒否されている。ありもしない戦争を誘発するというのが理由である。また、黄大統領代行は長嶺大使と会おうともしない。ということで、日韓関係もおかしい状態である。この韓国の言い分を聞いて、橋下さんも戦争はあり得ないと言っているがそれは甘い。

また、トランプ米大統領も韓国には厳しい。日米間では電話による首脳会談を頻繁に行っているが、米韓間での会談を行っていない。韓国軍は在韓米軍司令官の指揮の下で動くことになるので、必要がないともいえるが、トップ間での会話がないのは非常におかしい。

また、韓国は大統領選挙中であり、5月上旬には体制が変わることになる。最有力とされる文候補が勝つと北朝鮮シンパが政権に着くので、トランプ大統領も、韓国には厳しくなる。韓国にTHAADの費用10億ドルを請求しているし、米韓FTAの見直しも述べている。このトランプ大統領の韓国に厳しい要求は、文候補になったら実行することになる。意図して行っている。トランプ大統領は文候補が勝ったら韓国を見捨てるように感じる。

そして、文候補も米韓安保体制を破棄すると述べているから、韓国の近未来は動乱になることが確実である。それも北朝鮮が核実験を実施する直前に決まり、その後、日米との交渉をすることになるが、米国は戦争前夜となり韓国を見放すことになる。直前に米軍が韓国から撤退もあり得る。文候補が当選なら、韓国は戦争の当事者であるが、国内は大きな悲劇に見舞われることになる。

このように韓国が戦争直前とは思えない体制になる可能性が高く、戦争はないという意識が強く、危機感もない状態になっている。

文候補が勝てば北朝鮮は韓国を攻撃しないとの期待をしているが、この考え方は甘い。北朝鮮が確実に被害を大きくできるのは、ソウル砲撃だけである。

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