五月病よ、さらば。社労士が教える超簡単な頭のトレーニング法

 

所長 「長年仕事をしているといろいろあるさ。でも、若いうちにいっぱい失敗をしておくのは良いと思うよ。まずは、チャレンジしないと何も始まらないからね」

新米 「そうですね、わかりました」

所長 「確かに慣れないうちは、仕事のクレームやトラブルは、なるべく避けて通りたい、なるべく先延ばしにしたいと思ってしまうこともあるだろう。でも、私の好きな言葉に『ピンチはチャンスだ』っていうのがある。問題や、クレーム、トラブルは前向きに捉えた方が生産的だよ」

新米 「はい」

所長 「これらをなんとかうまく終了させることができるようにしないとね。気持ちを楽に終わらせるためには、ときどき話している脳科学を利用するのも有効だよ」

新米 「え、脳科学を使う? って…」

所長 「万一、謝罪が必要なような場合は特に『トラブルはメンタルリハーサルで解決!』だ。やるべきことは、メンタルリハーサルだね。まず、実際にお客様のところに行って、謝っているイメージを頭の中で思い浮かべるんだ。お客様が許してくれて、最後には笑顔で喜んでいる場面までを順に思い浮かべていくんだよ。それから、夜寝る時に、ベットの横に『Aさんのクレームの件はすでに解決しました。ありがとうございました』と過去完了形で書く」

新米 「過去完了形で書く?」

所長 「そう。実は、潜在意識は現在・過去・未来の時間の概念がないんだ。だから、過去完了形で書くことで脳はクレームが解決したと思い込んで次の行動を考えてくれる。そうすると、不安や心配もなくゆっくり眠れるし、解決後の行動も考えることができ、一石二鳥っていうことになるんだ」

新米 「え? ホントですか~? そんなに上手くいくもんですかぁ?」

所長 「私の場合、このことを知る前でも、やりたいことを想像して実現させた映像を頭に浮かべてから行動開始していたんだよ。うまく行くのは、実験済みだ。大事な案件や大きな案件は、こう言う風にじっくり頭にイメージさせてから取り組むのが良いね。新米くんも是非、試してみてよ」

image by: Shutterstock.com

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【著者】 イケダ労務管理事務所 【発行周期】 週刊

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