異質なゲストというのは、少なからずいます。でも、そういうお客様も何かしら目的があって来店されています。明らかに異常な場合は別としても、そんなお客様たちへの対応はきちんとお店としてできているでしょうか?
そういえば、以前こんな話を聞いたことがあります。女性下着の販売員の話です。
女性下着を販売するお店には、基本的に女性客しか来店がないと思われがちです。しかし、お店にもよりますが、実際には男性ひとりでの来店もあるのだそうです。しかもプレゼントではなくて。
聞いたことがあるかもしれませんが、世の中には女性下着を着用する男性の方もいるらしいのですね。人によっては、そういう嗜好があるんだそうです。それを知っている下着販売員は、男性客ひとりでも、平気で声をかけます。そして自分用に買ってもらい、リピーターになってもらったという話です。
この話は極論かもしれません。他のお客様がいづらくなるという場合も少なからずあるでしょう。でもそれだって、販売員の対応の仕方ひとつで解決する方法はあります。電話とカタログで注文してもらえば他のお客様も問題ありませんよね。
販売員の仕事は、買うお客様を勝手に判断することではありません。欲しいかどうか、買うかどうかを決めるのは、常にお客様がやることなんです。販売員はそのお手伝いをするために店頭に立っています。
異質と思えるようなお客様が来店された時に、どんな対応ができるか。それがきちんとできる販売員こそが、売れる販売員です。
今日のおさらいです。
- 異質なゲストへの対応を間違えない。
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