人件費の高騰に悩むラウンドワンが、V字回復した「皮肉な理由」

 

日本生産性本部の「レジャー白書2016」によると、「ゲームセンター」の市場規模は、2006年から2015年までの10年間では大きく縮小しています。2006年には6,580億円ありましたが、その後は縮小傾向を示し、2015年には4,050億円にまで落ち込んでいます。

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また、「ボウリングも同様で、2006年には1,020億円ありましたが、2015年には660億円にまで減少しています。

カラオケ市場も縮小傾向にあります。2006年は4,363億円で、その後は若干の起伏があり、2015年は3,994億円となっています。

アミューズメント業界の市場規模は、今後大きな拡大を見込めそうもありません。時給上昇による若者の所得増加もいつまで続くかはわかりません。おそらく2020年の東京オリンピック以降は落ち着くと考えられます。ラウンドワンは中長期的な成長戦略が求められるといえそうです。

image by: WikimediaCommons(掬茶)

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東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。

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【著者】 佐藤昌司 【発行周期】 ほぼ日刊

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