永江さんの回答
「今後、人工知能翻訳の進歩で語学を勉強する必要はなくなるのではないか」というご質問ですが、結論から言うとわたしもそう思います。ブログにも書きましたが、いまGoogle翻訳の進歩って凄まじくて、以前、台湾に行った時も店員さんとのやり取りはほぼ完璧に通訳してくれました。
ここ数年でさらに進んでるので、今後レベルの低い通訳さんや観光ガイドなどがどんどん駆逐されるのは間違いないと思います。
ただ、それで通訳が全て廃業の危機かというとそうは思いません。やはりビジネスでの交渉事など、互いの腹を探り合ったり心の機微を読むようなデリケートな場面ではAIは十分対応出来ないからです。
医学の分野も同様で、普段の外来で「悪いところはどこですか?」「お腹が痛いです」などの簡単な対話であればGoogle翻訳で世界中どこの患者でも対応可能ですが、細かい病状や複雑な痛みを表現する時は難しいですよね。
ただそれも医学に特化したAIが出来れば遠くない将来に解決する問題だと思います。
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