「空き家」を放置している人が今すぐ確認すべき、6つのこと

 

当社に空き家の管理を依頼されているオーナーさんの物件は、特定空き家に指定されるような、保存状態の悪い空き家ではありません。多少放置していたとしても問題ない物件ばかりです。

では、そのような物件は空き家の管理を行う必要はないかというとそうではありません。これは実際あった事例です。当社が相談を受けた時、物件は以下のような状態でした。

  • 建物に問題はない
  • 庭は荒れ放題
  • 室内はゴミだらけ

室内を見なければ、どこにでも存在する普通の一戸建てです。特定空家等に指定されるどころか、見方によってはいまだに誰かが住んでいるようにも見えます。

そこでオーナーと相談の結果、人に貸すことにしました。しかし、建物外観は問題なかったとしても、室内の状態はゴミの多さ含めてひどい状態でした。

  1. 敷地内の水道管から水漏れ(※ 放置が原因で気づかず)
  2. お風呂の換気扇は腐食(※ 放置が原因)
  3. 網戸破れ多数
  4. 窓枠腐食により開閉不能(※ 放置が原因)
  5. 水道の蛇口腐食(※ 放置が原因)
  6. キッチン取り換え(※ ある意味放置が原因)

壁紙やフローリングは当然交換が必要でしたが、上記1~6は月に1度や2度巡回管理を行うだけで防止することができる問題です。結局、これら箇所を修繕することで大きな費用がかかることになってしまいました。

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