子どもは、よく「ねえ、ママ、これ見て」「ねえ、先生、聞いて聞いて」と話しかけてきます。もちろん、ほんの少しでも時間が取れるなら、その場ですぐ聞いてあげるのがベストです。子どもはちょっと聞いてもらえれば満足することも多いからです。
ただ、どうしても手が離せなくて、その少しの時間が取れないときもあります。そのときどう答えるかが問題です。
「ちょっと待ってなさい。今、忙しいのがわからないの!」「ちょっと待って。今丸つけしてるでしょ」などと門前払いで跳ね返してしまうと、子どもの気持ちはあっという間に萎んでしまいます。
ですから、ひとまず受け止めてあげましょう。
「あ、すご~い。よくできてるね。これだけやっちゃうから、ちょっとだけ待っててね」と言えば、子どもも安心して待つことができます。
初出『Smile』(学研エデュケーショナル)
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