こうした妬まれるほどの異質な存在であることにより、今度は、他業界の異質な会社やお店と巡りあっていきます。たとえば、同業者が絶対に手を出さないような材料を仕入れて、利益を度外視し、品質だけにこだわるという洋菓子店があるとします。手間隙かけずに、一定のクオリティで提供できればいいと考えている同業者は、「あの材料に手を出すなんて馬鹿だなぁ~」と影でいいます。
ですが、この洋菓子店とおなじくらい、品質を追求し手間隙かけているという、他業界の製造会社や職人さん達が、目をつけて、「一緒に出来ることがあるんじゃないか?」と考えアプローチするようになっていきます。もちろんその逆もありです。そんな所から、信念を持った者同士が繋がり、新たな企画や商品が出来たり、コラボレーションが生まれたりして評判となっていくのです。
変わっている人、変わっている会社やお店、そういった異質な存在であることが、やがて業界で突き抜けた存在になっていきます。さらに、こうしたことがプロ同士を引き寄せあい本物の人脈となっていくのです。
■今日のまとめ
『異質な存在となることがブレず強い会社となる。』
- 業界や地域で異質の存在となっている企業や店舗を列挙する。
- 列挙したものから「なぜそうなっているのか?」理由を挙げていく。
- 自社は列挙した企業や店舗と何がどう違うのか?考えノートにまとめる。
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