中国の日常を切り取ったインパクト大な写真とともに、日常生活で使える中国語を覚えちゃおうというメルマガ『上海からお届け!簡単3分、写真で覚える生活中国語』。今回のテーマは、天津市で発生した大規模な爆発事故。現地でも関心事として、大きく取り上げられているようです。
消息 (xiāo xī) ニュース
日本でもニュースになっている、天津大爆発。発がん性物質が入っていた、20万トン以上の火薬に引火したなど、センセーショナルなニュースが踊っています。
中国でも一部情報規制をしているという話もありますが、庶民の足、公共バスに設置されている液晶画面でも、天津の様子をかなりの時間を割いて放映しています。
男女のアナウンサーが現地写真をバックに挨拶。実際の現地取材スタッフとも今の様子を確認、この辺のやり取りは日本のニュース番組と遜色ないですね。
意外だったのは現地の画像を公開している点。規制が多いと思ったのですが、車や木々が燃えて、被害が甚大である点を放送。
最近はウェイシンやウェイボーで情報がすぐに広がりを見せるので、あまり規制をしないのかも知れません。
現地の凄惨な状態が正しく伝わることで、今後の同じような事故が発生しないよう、人民の心に強く刻み込まれるとよいのですが。
友人の知人に聞くと管理がズサンと一言で解決できる問題ではない、と興味深い事を言っていました。
確かに管理がズサンなのだろうが、今までノウハウや経験がない、ノウハウや経験が無ければ、どうやって管理するのか、その部分が分からない事が多い。全般的に言える話なんだよね。
と、中国の事情を反映している事をポツリと話してくれました。
中国語でニュースは「消息(xiāo xī)」や「新闻(xīn wén)」を使って表現し、「好消息(hǎo xiāo xī)」で良い知らせ、良いニュースとなります。
何にしても同じような事故が発生しないよう、火薬を管理している倉庫などの確認と再発防止策、これ以上の被害が出ない事を祈るばかりです。
編集後記
先週センセーショナルだった事件、天津大爆発。まだ真相は闇の中といったところ。
不備が多い歪な国、中国。
一つの掛け違いが起きると、大きな問題としなってしまう事がシバシバ。
国民性とは言いたくないのですが、事が起きてから動くという考えが大半を占めているのも事実。
考えすぎて行動を起こす日本人は、と言われる事もありますが、安全に関する事については、考えすぎる位がいいのかも知れません。