大統領府(内閣府に相当)の人事にしても、国会の審査で過去の不正が明確なため野党の議員らからの絶対反対があっても、大統領の権限で任命してしまう。本来なら、野党からの反対が強い場合はその旨一度は斟酌し、野党からもある程度合格点をもらえるような人を人事するのが普通なのだが、強引に、一方的に、「大統領の命令」という形での人事となっている。そういう暴挙が国防大臣や外務大臣をはじめ、その他数人の人事が絶対反対の中での大統領命令という形での人事だった。
文さんは、一見腰が低そうに見えて、実はかなり頑固なタイプだ。こういった批判が、日本の言論からの批判ではなく韓国内の言論からの批判である点、注目したい。文さん(新政権)は、世の中というものをあまりにも甘く見すぎているんじゃないかと言いたくもなるこのごろだ。
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