それからもうひとつは、子どもが何かのきっかけに反応してやる気を見せる瞬間を見逃さないこと。子どもの意欲にスイッチが入っているのに、その内容が
- 親から見て、価値がないと判断した
- 親にとって興味がない
- 親が子どもに期待するものと違う
などの理由で子どもの意欲を切り捨ててしまっていること、残念ながら意外と多く起きています。「自分はそんな『切り捨て』はしていない」とお思いの方も、念のため、もう一度再確認してみてくださいね。例えば、こんな時も「お、何やら集中しているな。よしよし」と思って見守ること、できているでしょうか。
- 自分の鼻くそをまじまじと見つめている
- テーブル一帯を糊でベタベタにしながら、正体不明の物体を工作中
- 虫の死骸を見つけて、興味津々
- 自分の唾で泡を作ることに夢中
- 犬の糞を分解している
- くるくるくるくる回っている
ここでは極端な例ばかり出していますが、「子どもの興味の対象は、大人が予想する枠を大きくハミ出すことがある」という覚悟は、いつでも持っていたいものです。
子どもの「意思」がきちんとあるのかを、どうやって見分けるのか?