美人ママも嘆く? この20年で大きく変わった銀座の価値

 

4.高級クラブが1階にできたこと

私が銀座に勤め始めた22年前は7、8丁目のビルも新しく建て替えられているところが多かった時期なのかもしれません。

数年前から高級クラブがビルの1階に移転、新規オープンが続いています。

高級ブティックなどが撤退し、ビルの1階にある物件が長い期間空いている時期があったのですが、空いているくらいなら……と家賃を大家さんが下げたことも影響しているのかもしれません。

路面にクラブが出来たことを驚いていたら、昔のクラブは1階にあるお店が多かったんだよと教えて下さった先輩がいらっしゃいました。

昔のビルは4、5階建てが多くエレベーターもなかったから低層階にクラブなどの飲み屋さんは入っていたそうです。

ビルが建て替わり5階以上でエレベーターのあるビルが建ち始めたこともあり、クラブなどの店舗も上の階へ増えていったようです。

最近の傾向をみているとまだもう少しの間は1階などの低層階に高級クラブが入るかもしれません。

5.外国人観光客が増えたこと

2011年の震災前あたりには、夜の銀座をお散歩している外国人観光客さん達の姿を、お客様をお見送りするのに外に出た時に、おみかけするようになっていたと記憶しています。

震災後、少しの間は外国の方はおみかけませんでしたが、最近はよく見かけます。

この数年は1階がオープンカフェのホテルやオープンバーなどもできてきました。

イチゲンさんを受け入れてこなかった銀座が、外国人観光客の増加によって少し変わってきたからなのかもしれません。

私が銀座に勤め始めた頃には、普段みえて下さっている日本人のお客様に連れられて、外国の方がお店にみえて下さることはありましたが、外国人の観光客の人たちが銀座の夜の繁華街を歩いていることはありませんでした

いまは昼間に銀座に出てくると中央通りには外国の方を乗せた観光バスが停まり、中国語を中心に色んな国の言葉が聞こえてきて、ここは日本なのかと疑うほどです。

松坂屋銀座があった跡地には、1フロアの広さが東京最大級となる地上13階、地下6階の複合ビルや観世能楽堂が2016年にできるそうです。

商業施設空間には、約250~300のハイクオリティ・ハイクラスを中心としたテナントが入るよう、中央通りに面する約115メートルにも及ぶ建物のファサートには、きっとラグジュアリーブランドの旗艦店が入るにちがいありません。

きっと世界有数のファッションストリートである銀座の価値を一層高めてくれるはずです。

2020年の東京でのオリンピックに向けて外国人観光客の益々に増加も狙ってか観光バスによる渋滞緩和のために観光バス乗り場も出来るそうです。2016年11月の完成が今から楽しみです。 

これから東京の『銀座』は世界の『GINZA』に生まれ変わろうとしているのかもしえません。

私がいつまで働かせて頂けるかわかりませんが、大好きな銀座の行く末を共に成長しながら見守っていきたいと思います。

image by:銀座 利美ママのブログ

 

『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』
10歳の時の夢を叶え銀座のオーナーママになった利美ママのメールマガジン。22年間、夜の銀座でたくさんの男女と出会ってきたからこそ知っている人との接し方や心遣い、恋愛や結婚などの男女の関係や仕事での人間関係などが上手くいく秘密、銀座界隈でのデートや接待でつかえるお店や誕生日やお祝い事、ちょっとしたお礼に喜んで頂けているプレゼントなども紹介します。初月無料。
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