英語ができず一生後悔。急な海外出張をチャンスに変えるノート術

金田博之、英語、ノート
 

急な海外出張が決まったけど英語力に自信がない…そんなシーンはよく聞きますよね。では、もしあなたが英語をまったく読めない、喋れない社員だったら、上司はあなたを「もう一度」海外へ送ろうと思うでしょうか? メルマガ『金田博之のたった一冊のノートで出世する「一流のグローバル人材」への確実な道』の著者、金田博之さんは自身のメルマガで、英語がまったくできない部下の海外出張に対して厳しい「本音」を暴露。さらに、英語力に悩むサラリーマンのために、最速で英語を上達させるためのノート術を特別に公開しています。

英語ができなかったら「一発」で次の活躍のチャンスを失うことも

今、すごい勢いでグローバル化しています。英語の需要は増えていくばかりです。

せっかく自分に訪れたチャンスを、英語ができないという理由だけで逃してしまうことになるのです。

現在、私の事業部門でも部下に海外出張に行かせる機会をたくさん作っているのですが、ここで英語ができる人と、 できない人で出張の成果が大きく分かれます。

前職も現職もそうですが、海外出張を部下に打診するとメチャメチャ喜びます。

でも、現地でまともな会話もできず、報告もできず、 大恥をかいて、暗い顔をして帰国してくる人が多い。

で、そういう部下の話を聞くと「英語をもっと勉強しておけば良かった」、「これから死ぬ気で英語を勉強します」とほぼ必ず言ってきます。

その時は、「次はがんばってね」と気の利いた言葉を返してあげますが、現実は違います。

このメルマガでは 本音を言いますね。だって、普段そんな本音は言えませんから。

本人は悔しい思いをして敗者復活戦を狙ってきます。

でも、上司の立場からすると一度そんなレベルの低い成果を持ってきたら次の出張の機会は躊躇します。

コスト予算に見合ったリターン成果がないからです。

エコノミークラスで計算してざっくり往復25万~40万。1日換算で5万~8万。あとホテル代で1日に1万~2万。それに日給分と日当。

せめてそれくらいのアウトプットは意識して頑張ってほしい。

その本人が次に行けたとしても、上司自らが同行するか、英語ができる人をその人に同行させるか、もっと無難な海外出張に回す。

その人しかできない仕事内容だったらやむを得ず通訳を用意する・・・

結局、本人にとってのは想像以上に英語が話せない状況なのです。

ハードルはますます上がります。

つまり、海外出張をなめていたら、「一発で次の活躍のチャンスを逃すこともあるのです。

前回のメルマガでお話ししましたが、私がしばらくそうでしたから(笑)。

※私自身がその経験者としてこのメルマガの読者にはこうしたことにならない工夫を伝えていきます

「いつか英語ができればいいや」とダラダラ考えている人は、そのほとんどが英語で仕事をするチャンスを逃すでしょう。

「いつか英語ができるようになろう」って思って、 この「いつか」を漠然と考えている人が多い

つまり「期限を切って集中していない

だから、突然出張の機会が来たらそのチャンスを逃してしまう。「チャンスの神は前髪しかない」のです。

~チャンスの神は前髪しかない~
カイロスの風貌の特徴として、頭髪が挙げられる。後代での彼の彫像は、前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されており、「チャンスの神は前髪しかない」とは「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味。この諺はこの神に由来するものであると思われる。また、両足には翼が付いているとも言われている。(Wikipediaより)

実物のノートの紹介(日本語版)

私は、こうした海外出張(グローバル会議)での気づきを地道にノートにまとめ、そして「グローバル会議への心得」としてノートにポイントを整理しています(下記写真はその一部)。

まだ、このメルマガでノート術の中身に入っていませんので、今日は参考程度に思っておいてください。

次号以降にいよいよノート術にふれます

このメルマガが進んで行く中で英語を使った仕事術について一つひとつ紹介していきます。

20170828_kaneda copy

たとえば、箇条書き上から2つめのポイントの

  • 海外の質問や意見の切り口に注目する
    ← 質問がするどい。彼らの経験に基づく
    → 思考のフレームワーク(FW)を得る
    → グローバルの経験を得る

は何を言っているかというと、

グローバル会議では、質問がとても「ロジカル」 です。そしてめちゃめちゃ「ストレート」。

日本みたいに回りくどい質問がないんです。

これは英語そのものの質問の構造文法

  • Yes/ Noをはっきりさせる「クローズ質問」
  • 5W1Hで相手の意見を求める「オープン質問」

はっきりしているからなんですよね。

日本ではYes/Noをはっきりさせたり、5W1Hを意識して質問することって少ないですよね?(少なくとも英語で話すときに比べて)

特に、「Whyなぜ?)」と「Howどうやって?)」の質問が海外は鋭い!

そこで、ノートに書いている
→ 「思考のFW(フレームワーク)を得る」
とは何を言っているかいうと、こうした「Why」や「How」を聞かれるパターンが決まっている 、と言っています。

例えば、「Why」はある課題に対してその「根本原因」を聞くときに必ず聞かれます。

こうした思考が 英語では 「5W1H」 という 英語が元々持つ 思考回路フレームワーク)で頭の中に染み付いているのです。

このように、 英語を話すからこそ自然と出てくる思考回路」というのがあります。

これを英語を通じて身につけることで個人のスキル向上にすごく効果があります!

例えば、 普段から5W1Hを意識しながら質問してみます。

これを意図して、「思考のフレームワーク」とノートで書いています(そのうち日本語で話しても、こうした思考回路になるんです!)。

例えば英語の文法についても同じことがいえます。それについては、こちらのコラムもご参考に。

グローバル人材が「一言で伝える」3つの工夫

英語を身につけるとどんな思考フレームワークが身につくか、後日のメルマガ限定で紹介します。ピンとこなくても気にしないでください。

「グローバル会議の心得」 の中身については、その一つ一つを今後のメルマガで紹介していきますね!

金田博之この著者の記事一覧

世界MBAランキング首位のINSEADエグゼクティブMBA卒業。1998年、外資系大手ソフトウェア企業のSAPに新卒入社。30歳からマネジメントを歴任、7年連続グローバル・トップタレント選出。 2014年、日本の大手製造・流通企業ミスミグループでGMとしてグローバルDX新規事業を推進後、最先端AI/チャットの外資系IT企業、ライブパーソン(LivePerson、NASDAQ上場)の代表取締役に就任。3年間で毎年300%超成長(アジア全体売上の76%)。 2020年12月、クラウド型ネットワークセキュリティのトップ企業ゼットスケーラー(Zscaler、NASDAQ上場)にて、日本を含むアジア全体を統括する代表取締役に就任。 セミナー、企業、大学等で講師経験10年以上、受講者のべ5,000名以上。日経BP、東洋経済ほかメディア掲載多数。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 金田博之のMBA実践メルマガ~ゼットスケーラー日本・アジア代表が動画と教材で教える経営フレームワークのすべて 』

【著者】 金田博之 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 月曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 英語ができず一生後悔。急な海外出張をチャンスに変えるノート術
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け