それでも、この実験が一定の効果を出したということは、子どもの可能性を信じて成長を引き出してあげる余地がまだまだあることを示していると思います。
誰が、いつ、どのように伸びるのかが事前にわからないのは、教える側・育てる側にとっては不便かもしれません。ですが、それを嘆いていても仕方がありません。大人として持つべきは、
- いつ、どこで、誰が、どんな風に伸びるのかはわからないけど
- 「すべての子は何か大きく伸びるものを必ず持っている」と信じ
- 日々、発芽のチャンスを提供する
そして、
- いつ芽が出ても見逃すことがないよう丁寧に子どもを観察し
- 「これは芽かな?」と思うものがあれば、その成長を支えてあげる
との姿勢だと思います。また、
- 自分の期待・予想にだけ焦点を絞らず、広く子どもの可能性を信じる
- (自分の子だけでなく)関わることのできるすべての子どもに対してこの姿勢を持って接する
ことまでできたら、理想的です! それは決して「効率的な育て方」ではありませんが、育てる側も育つ本人も気づかなかった可能性が開花することを楽しみに、この姿勢を貫いていただけたら、私もうれしいです!
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2









