いくぶん涼しくなってきたとはいえ、まだまだ気温の高い日が続く日本列島。台所に生ゴミのイヤーな臭いがただよってとっても不快、なんて方も多いのではないでしょうか。そんな人のために無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さんが生ゴミの賢い捨て方を伝授。カギは「水分」です。
生ゴミの捨て方
家事初心者の若葉ちゃんたちが共通して嫌いなもの、生ゴミの片づけ。
まあ、若葉ちゃんじゃなくてもみんなそれほど好きな仕事じゃないと思いますが、若葉ちゃんたちは特に苦手でしょう。
若葉ちゃんたちの中には料理をしたがらない人もいますが、それもこの生ゴミの処理がキライだからではないかと疑っているくらいです(苦笑)。
生ゴミ特有のあのニオイ。夏場は特にキツくなって、ちょっと放置していると大変なことになってしまいますからね。
ワタクシ、この生ゴミの処理には一家言あるんですよ。えへん♪
生ゴミは、キチンのシンクに三角コーナーを設けて、そこにゴミを溜めている方が多いのではないでしょうか。ですが、私はそもそも
三角コーナーを設けない
んです。三角コーナーがあると、調理中に出るゴミをなんでもかんでもそこに捨ててしまいますよね。ニンジンの皮とかお魚の内臓とか崩れたトーフの切れっ端とか。それが
マズい
んですよ。
なぜかと言えばですね。
生ゴミのイヤなニオイ=食材+水+温度
だからです。つまり生ゴミのニオイは腐敗臭なわけで、それを防ぐためには
極力水分を切る
ことが大切なんです。ところが、三角コーナーにゴミを溜め、そこにゴミが出るたびにゴミと汁やソースを流すという行為は、食材に
水分を与える
ということを繰り返し行なうことだからです。ま、温度を下げてもニオイは減りますが、室温を下げて寒い思いをするより食材に水分を加えないことの方がカンタンでしょ?
んじゃ、三角コーナーを設けないでどうしているのかというと、
ステンレスのボウルにゴミを捨てる
ようにしています。調理中のゴミの大半は、食材のキレッパシです。このキレッパシ自身に含まれる水分は、たいしたことがないんです。だから、それをそのままステンレスのボウルに捨ててしまえば、それ以上水分を吸うことがないんです。
水分があるようなもの、たとえば味噌汁の食べ残しなどはシンクのゴミ受けつきの排水溝に流し、ゴミ受けに残ったゴミをステンレスボウルに捨て直しています。で、ステンレスボウルにゴミが溜まってきたら、
新聞紙に包んでから
生ゴミ専用ゴミ箱に捨てています。新聞紙に包むのは、もちろん残った水分を新聞紙に吸わせるためです。こうするだけで、生ゴミ専用ゴミ箱の中がすごいことになるのを防げるのです。
生ゴミは水気を切って捨てる。これだけでもだいぶニオイが違いますよ。
image by:Shutterstock
『システマティックな「ま、いっか」家事術』
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
<<登録はこちら>>