【まぐまぐ大賞2014総合大賞】マーケティング力が無料で身につく『ビジネス発想源』

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2014無料部門 総合大賞『ビジネス発想源』 2014年12月17日号

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◆【ビジネス発想源】   http://www.winbit.biz/
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2014/12/17  Daily Mail Magazine by M.Hironaka
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●今日の発想源
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正しいマーケティングを構築するための発想のヒント。
必ず最後に実践して下さい。実践無くして向上なし!
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【第3694回】 インパクトと本質と
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良い物に出会える感性を磨くためには、
「インパクトと本質」の違いを体得することです。

インパクトの中から本質を見抜く力です。

これはどういうことかというと、
例えば、食べ物の評価などがそうです。

ある飲食店に行ったり、お菓子を買ったりして、
一口食べてみて、

「なんだこれ、ものすごく美味しいじゃないか!!
癖になりそう!!!」

と思ったら、
「素晴らしい店に出会った!」と思いがちです。

ところが、そういうお店はよく考えてみると、
その時は「美味しい!癖になる!」と思ったのに、
1年ぐらい経って何度行ったか振り返ってみると、
全然リピートしていなかったりするんですね。

全然、癖になってないのです。

つまりそのお店は、
一口目のインパクトがすごいお店なのであって、
何度も繰り返し味わうほどの店ではなく、
それはそんなに良い店とは言えないのです。

中には、その後のリピートどころか、
食べている終盤に「でも、もういいかな…」と
飽きてくるぐらいの店もあります。

でも、そういうお店は一口目のインパクトがすごいから、
「食べログ」などへの書き込みに使命感を持つ人は、
「ここは一口目からやべえ!すげえ!」などと書くので、
その一口目のインパクトを求めて、
たくさんの人が来るようになります。

その人たちも、別にリピートしにきているわけではなく、
ただその新規客が列をなしているだけで、
「だったら私も」と次の新規客が来ているだけです。

これを、ブームと呼ぶのですが、
だから頭打ちになったら一気にブームは収束します。

逆に、長く愛したいほど良いお店というのは、
一口目では「いたってシンプルだな…」
というような感想を持ってしまうことが多いです。

でも「何かが違う…。何か良いんだよな…」と思いつつ、
インパクトが全くないのに、何か心に引っかかり、
数日後にまた「何か思い出して食べたくなっちゃって」
とついつい行ってしまう。

そういう店こそ、本当の名店であったり、
少なくとも「自分に合った店」と言えます。

先述のとおり、インパクトは拡散が早いから、
このネット時代にはますますインパクト勝負の店が
やたら誕生するようになっていますから、
本質を感じる店はますます少なくなってきています。

だから、本質を見抜ける人にしか、
素晴らしい店との出会いは生まれてこないのです。

本なんかも、大ベストセラーになった本が、
1年後にはブックオフに山積みされている、
なんていうことはよくあります。

それは、インパクトで売れに売れたんだけれども、
実際にその本に残された本質は少なくて、
「手元に残して、何度も読み返したい」という本では
なかった、ということです。

でも売れるから、出版社も本質よりインパクト勝負に走り、
ただ煽るようなスカスカの本が増えた結果、
書店離れ、本離れという現象が起こっています。

そうやって、インパクトに慣れた感性になってくると、
自分たちもモノを売る時に、
本質よりインパクトを重視するようになります。

そして、それがやっぱりちょっと売れちゃうので、
ますます次の大きなインパクトを考えるんですね。

その結果、どんどん本質は放りっぱなしになっていって、
気がつけばインパクトを求めるお客様ばかりになって、
しかもお客様も次のブームへと去って行っちゃった、
なんていうことになっていきます。

インパクトから本質を見抜けない人間の、
あわれな末路です。

そんなことにならないためにも、
インパクトに踊らない、本質を見逃さない、
という感性が、
ビジネスマンにはとても大切なことなのです。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)—————–
・「良い飲食店」の定義を、ノートにまとめる。
・「良い本」の定義を、ノートにまとめる。
・その定義と同じ考え方で、自社の製品やサービスに
「良い商品」という要素を入れるとすると、どのような
ことが必要で、どんなことが不必要か。ノートに書く。

※本日の「今日の発想源」はいかがでしたか?
ぜひ実践した意見や感想を、筆者までお伝え下さい。
ご意見・ご感想はこちらへ→ http://goo.gl/E1axwp

※必ずノートに書き込んで実践してみよう!
(考えるだけ、PCで打つだけでは意味がありません)

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