小池劇場、本番。設立会見と綱領で読み解く「希望の党」の正体

 

ところで、小池さんは、どうやって日本に希望を取り戻すのでしょうか???

そして改革をする。その精神のベースにあるのは実はこれまでの伝統や文化や日本の心を守っていく、そんな保守の精神だ。寛容な改革の精神に燃えた保守、新しい政党だ。

「改革」のベースは、伝統や文化や日本の心を守っていく保守の精神」だそうです。

次に小池さんは、「日本の現状」を語ります。たとえば、大学

わが国の大学の最高峰といわれている東京大学においても、アジアの中でも1位を保ってきた。しかし、ここ数年じりじりとランクを下げ、今やシンガポール大学にとうの昔に抜かれている。世界で見てどうか。オックスフォード大学や世界の名門校の中で、東京大学は39位であったのが2017年の段階で46位。じりじりとランクを下げている。

確かに、深刻です。

次、日本企業の現状はどうでしょうか?

私が経済キャスターをしていたころの世界の企業の時価総額、これを比べてみると90年代初めは1位が日本のNTTだった。そしてその後に続くのが日本の銀行がだーっと続いていた。ジャパン・アズ・ナンバーワンという言葉もあった。しかし、その後はどうか。2000年代に変わる時価総額の順位は中国の企業がダッと並ぶ。そして今、どうでしょうか。最新のところではアマゾンやグーグル、こういったところが世界の1位となっている。ちなみにアップルが1位だ。一方で、わが国を代表するような企業が今、瀬戸際に立たされている。

これも、その通りですね。東芝みたいな日本を代表する会社でも、ボロボロになっている。

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