小池劇場、本番。設立会見と綱領で読み解く「希望の党」の正体

 

ところで、都知事の小池さんは、どうやって全国の改革をするのでしょうか?

日本津々浦々、北海道から沖縄まで事情が違う。だからこそ地方分権もしっかりと言葉だけでなく真剣にそれを改革していかなければならない。地方にあった改革をしていかなければならない。しかし全国知事会のほとんどは霞が関出身の方々で、むしろ中央集権を促進するかのような動きをとっている。

希望の党が政権をとれば、「地方の権限」「自治は強まるということですね。少なくともそういう意志はあると。

北朝鮮問題については?

今の状況は東アジア情勢、極めて厳しい。北朝鮮情勢がこういう中にあって政治空白があっていいのか。いいはずがない。しかしながら、すでに安倍総理は総理の専権事項として解散総選挙をうたっている。であるならば、ここは改革のチャンスだ。

北朝鮮情勢が緊迫しているので、選挙やって政治の空白を作ってる場合か! と。しかし、総理が決めてしまったので、これを「改革のチャンス」と考えることにしたと。

どうぞ皆さんとともに希望を求めていきましょう。希望を手にしてまいりましょう。そして今こそ、日本が世界の片隅の一つの国だったね、と記憶にただ残るだけでなく、これからも世界をリードするそんな日本であり続けるために、希望の党にお力を賜りますように、よろしくお願い申し上げる。

どうでしょうか、皆さん。この先どうなるかわかりませんが、小池さんの存在そのものが希望ですね。たとえば、「自民党みたいな巨大組織に逆らって、勝つことができるんだな~」「女性でも、都知事になったり、総理に互角の勝負を挑むことができるんだな~」とか。

こういうダイナミズムがあるのは、とてもよいことです。北朝鮮や中国で政権トップにケンカを売れば、捕まるか、殺されるか、どちらかです。日本は、健全ですね。

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