締め切りがないことを最優先にすると行動力はグングン上がる

 

では、何をすればいい?

その答えは「いつかするべきこと」「緊急ではないけど、重要なこと」を優先順位1番にする…と決めておくことです。

そしてそれを決める方法はシンプル。

あなたが今後、何年生きるかを考えてください。30年でも40年でも50年でも60年でも構いません。その中で、一生のうち絶対にやっておきたいこと」を考えるのです。

死ぬまでにこれができなかったら切ないなぁ…。
これだけはやっておきたいなぁ…。

そんな行動を考えてください。

そして! 「いつか絶対にやることになる」のなら、当然ですが「今やっても同じ」と考えることです。

いつか、やるのなら。

このように考えないと「まぁ、いつかやるかもしれないし、やれたらいいなぁ」と考えたまま一生が終わってしまいます。

結局「いつか、どこかでやるのは確実」。「だったら、今ここでやった方がいいに決まっている」と考えること。

実際に人間、何かの行動をするときに「本当にこれでいいのかな」「時間のムダなのでは?」という思考が浮かぶものです。しかし「どうせどこかでやることが決まっているのなら」と思えば、今行動することに、そこまで「ムダ」や「損」という気持ちは浮かばないはずです。そのため、より行動しやすくなるのではないでしょうか。

もちろんこれは、もっと短いスパンでも同じです。

あと1年のあいだに、会社でどうしてもやりたい仕事がある。学生のあいだに、どうしてもやっておきたいことがある。そんなことは何か? と考え、「どうせどこかでやるのなら、今やっても同じだ」と考えてみることです。

これを意識するだけで、あなたの行動力はグングン上がるはずです。

重ねてシメキリが「目の前に」迫っているものがあれば、そちらをやるのは当然です。しかしそこまで差し迫っていないのなら、重ねて「未来にやるべきこと」を「どうせやるのなら」と考えて、優先的にやってみることです。

このように考えれば、最終的にあなたの成果は少しずつ大きくなっていくはずです。どうか覚えておいてくださいね。

今回のまとめ。「どうせ、いつかやるのなら」

●「1つ」に集中した方が、最終的に大きなことができる。
●そしてシメキリがあるものより、ないものを優先すること。
●「どうせ、いつかやるのなら、今やっても同じだ」と考えよう。

時間は、どんどん過ぎ去っていきます。すべての瞬間で、もっとも体力と気力が高いのは、今のあなたです。未来のあなたは、今よりも老いて、今よりも疲れている可能性は高くなります。

だからこそ、今行動することが、もっともいいのです。後になればなるほど、何かを達成できたとしても、それによって得られるメリットはどんどん少なくなります。

大切なことは、トライ&エラーを繰り返すこと。たとえ失敗したとしても、早めに行動し、早めに気づいた方が、最終的に一番素晴らしいものをゲットできるんですよ。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock

 

★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』第503回より一部抜粋

著者/大和まや・ゆうきゆう(精神科医・心理研究家)
あらゆるジャンルの心理学を極めた、セクシーな精神科医たち。あやつる心理学のスキルは1000を超える。「ゾクゾクしなければ人生じゃない!」がモットー。読めば心が軽くなり悩みも解消されるメルマガを月に2回のペースで配信中。
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