日本でカジノ実現なら「おしぼり」を狙え。参入可能な業種とは

 

カジノとおしぼり。一体どんな関係が…?

マスカジノ(一般テーブル)ではこれらに、どんな関連があるのか想像しにくいですよね。

実はですね、カジノ施設のVIPルームではゲームが終了すると、サービスでおしぼりを出すところが結構あるんです(カードやチップに長く触っていたら手垢つくでしょ)。雀荘のサービスと同じですね。

おしぼりは、現場にいるカジノホストが手渡ししたり…、お客様がセルフで持って行ったりしますが、いずれにしても、ゲーム後の「温かいおしぼり」はお客さまの心をほっこりと癒し、また、戦闘モードになっている頭をクールダウンさせる作用があります。

おしぼりは、VIPルームでは必需品なんですね。

ではザックリと…、1つのカジノテーブルで、1日にどれくらいのおしぼりが必要となるのでしょう? 簡単に算出してみました。

例えばバカラテーブル1台で1回のシュート(ゲーム)で平均3人のお客様が座っていたとします。大型カジノ施設は24時間営業ですね。8デッキ使用のバカラゲームに要する時間は、大体1.5時間くらいなので、ゲーム終了後におしぼりを毎回配るとすれば…、1日16回の「おしぼりタイム」があると考えられるわけです。

そしてプレーヤー全員に毎回配るとすれば

3人×16(回)=48本

1日1テーブルにつき、48本のおしぼりが必要となりました。

VIPテーブルの数はカジノ施設の規模によって異なりますが、例えばマカオでは、小さめの施設でも大体20台くらいはVIPテーブルがあります(多い所では50台以上ですね)。

今はまだ日本に施設がないので、予測の域を出られませんが…、上記の数字を用いてみると

20台で960本

50台で2,400本

の「おしぼりチャンス!」があると言えそうですね。マスカジノ(一般カジノ)にも導入できたら、もっともっとですよね~!

いかがでしょうか?

カジノ誘致に関してはギャンブル依存症を理由に懸念する人が根強くいるようですが、多くの業種・人たちに「新たなビジネスチャンス」「納入先」が広がるのも事実なのです。

日本の活性化のためにも1日も早く日本型カジノを実現させたいですね。

image by: Shutterstock

 

鍛野ミミの「カジノの目線で」-ここだけばなし-』より一部抜粋

著者/鍛野ミミ
カジノディーラー歴24年。ラスベガスのディーラーライセンスを持ち、日本では数えるほどしかいない、海外大手カジノ事業主の「富裕層・VIPマーケティング」業務を経験した筆者が、これまで語ることのなかったカジノの「アレコレ」を発信していきます。
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