Q:安倍首相の携帯電話料金が高すぎるという指摘があったが、どう捕らえているか。
加藤社長:なかなか難しい問題だと思う。どういった意図があって、そういったご意見になっているのか、私どもでもわからないところがある。
10年間でいろんな変化がありましたし、大きな変化と言えば、スマートフォンに変わった。スマートフォンでいろいろなことができますので、たくさんできることが増えた。
一方では、ドコモが最初に出したんですけども、新しい料金プランの体系。長く使っていただいている方、若い方への応援だとか、いろんな組み合わせができ、お客様が工夫できる料金にした。
それをさらに理解していただき、工夫が必要なら、これからも検討していき、お客様のためにやっていきたい。お客様の声に耳を傾けながら、検討していきたい。
(★ 総務省も寝耳に水だったという話もあるし、キャリアとしてはどう対処していいのかわからなそう)
Q:新しい料金プランも考えているということか。
加藤社長:どうでしょう。私どものプランをベースにしながら、今後、総務省だとか、検討がなされるようですから、我々も意見を申し上げながら、ご協力しながら検討していくことになるだろうと思います。
(★ ガス抜き的なやる気のないプランが出てきそう)
Q:SIMロック解除できるiPhoneだが、影響はありそうか。
加藤社長:我々は前々からSIMロック解除をやっていたが、実際にSIMロック解除をしたのは累計で30万件程度。いまのところどうなるか見えていない。いちばん人気のある機種だけにこれからどうなっていくか注視していきたい。
(★ SIMロック解除、my docomoからやったら簡単すぎでビックリした。ただ、どれだけの人がやるかはさっぱり見えないが)
Q:KDDIが既存顧客を重視するというメッセージをしているが、その点ではNTTドコモが先行していたのではないか。
加藤社長:去年、新しい料金プランを導入したが、特に長く使っている人には割引を、という考えにした。じっくりとドコモのネットワーク、ドコモの商品を使ってもらおうとしている。
さらにそれがご理解いただけますように、かつ喜んでいただけるように努力していきたい。
(★ 長期契約している人には、iPhoneが優先的に手に入るとか、もうちょっと優遇策があってもいいと思うけど)
Q:月額1,700円のプランに追従するのに時間がかったのではないか。何か悩みでもあったのか。
加藤社長:悩みというか、突然、出てきましたので。この発表イベントの関係でアメリカにいましたし、帰ってくる時だったんですけど、その後、土日が挟まって、発表が水曜日だったと思います。それほど遅くなく発表できたのではないか。
(★ サンフランシスコのアップルイベントから帰国する日も考えないと、飛行機乗っている間に他キャリアが値下げプランを発表していた、ということもあるってことね。ソフトバンクは宮内社長が飛行機に乗っている間に対抗プランが発表されていた、という噂もあるけどどうなんだろうか)