Q:料金について、1GBや1.5GBといった少量プランを用意すれば良いという意見もあるが。
加藤社長:これから検討会で研究されていくと思う。お客さんが何を望まれているのか。じっくりと考えていきたい。
(★ そうやって安価な設定に群がる人こそ、Youtubeやゲームしまくって「パケ死した。許さない」って言ってきそうな気もするが)
Q:政権からああいった意見が出てきたこと自体をどう思うか。
加藤社長:(アメリカから)帰ってきた日だったが、ちょっとビックリした」
(★ 安倍首相、あんなことを言うんだったら、通信料金への消費税は8%のままにして欲しい)
Q:料金が下がれば、景気が良くなりますか。
加藤社長:いやー。10年間で起こってきたこと。我々も苦労しながら、値下げとか使いやすい料金とか、やってきましたので、その上で、どんな答えがあるのか、考えていきたい。
(★ 起きている間、ずっと使い続けていることを考えても、スマホの通信料金は安いと思うんだけど。それで言ったら、他にもっと高いもの、あると思うけどなぁ)
Q:ツートップ戦略から2年が経過し、AndroidからiPhoneへの乗り換えが加速するのではないか。
加藤社長:2年経過していますし、一定の方々は移っておられますし、それぞれに良いところがありますから、よくお考えになって選んでいただけていると思います。その数は言えませんけども、一定の状態になっていると思いますし、今回のiPhoneはまた進化していますし、ユーザー目線の機能が充実していますし、ユーザーインターフェイスがとっても良くなっていますし、そういう意味ではいろいろ悩まれるかも知れません。
(★ Android陣営は、iPhoneとの違いを見せようと、頑張っていきそうな予感)
Q:社長は何色を選ばれるんですか。
加藤社長:今年はピンクゴールドにしようかと。女房とも欲しいな、と言っていました。
(★ ピンクゴールドではなく、ローズゴールドね。田中社長はローズピンクって言っていたらしい)
取材を終えて
記者の関心はNTTドコモが推すネットワークではなく、安倍首相発言の影響についてのものが多かった。テレビや新聞は今回のiPhone発売をどのように取り上げるか相当に悩んでいたようで、結果として「iPhone発売。安倍首相発言で、料金は値下げされるのか」というテーマで特集を組んだところが多かったようだ。NTTドコモとしては、去年、新料金プランを出したこともあり、すぐに料金改定というのは現実的ではないと思われる。
image by: NTT docomo
著者/石川 温(ケータイ/スマートフォンジャーナリスト)
日経トレンディ編集記者として、ケータイやホテル、クルマ、ヒット商品を取材。2003年に独立後、ケータイ業界を中心に執筆活動を行う。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。日進月歩のケータイの世界だが、このメルマガ一誌に情報はすべて入っている。
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