わからない単語を「実践」で覚えられる
英語ノートによりリアルな実践英語を効率的に覚えることができます。
英語でノートを書いている時にわからない単語が出てきたとします。
気にしないでOK です。
ノートに日本語で書いておき、後で調べます。
例えば、先ほどの写真で「メカニズム」を英語でどう書くかわからない場合、わからないながらもノートに書いてみます。
これを後で確認して、「Mechanism」と確認できれば「あっ、hが抜けていた」ということがわかります。
困ったことは意識の中に残ります。
そして、困ったことを次に実践してみると記憶の中に残ります。
例えばこの会議で書きたいけど英語が思い浮かばない単語は全部、日本語で書き残しておいてOKです。
つまり、先ほどの
Simplify (シンプルにする)
Complexity (複雑性)
Structure (構造化する)
Issue (課題)
Identify (特定する)
Root & Cause (根本原因)
が全部わからなくても全然OK。
全部「日本語」でノートに書いておき、後で調べてみます。
言い換えると、わかる範囲で英語で書く。
実際の英語での会議はわからない単語を調べている時間なんてありません。
わかる範囲で英語を使うしかないのです。
その訓練になります。
間違いなく言えますが、そこで調べた英単語は社内で再び使う瞬間が確実にくるでしょう。
少なくとも、単語本で広く浅く「暗記」している英単語に比べて。
そう。
英語ノートにより、あなたの業界、あなたの仕事で、本当に使うビジネスの頻出単語を効率的かつ確実に覚えることができるのです。
英語ノートにより、即興で英語に翻訳してノートに記載する癖がつくため、徐々に英語脳になり、何でも即英語でレスポンスできるようになります。
英語ノートはいつでも使えるカンニングペーパー
ノートの利点は、まだまだあります。
普段から仕事の要点を工夫して英語でノートに書いていると、関連するページに戻ってカンペ代わりに使用することができます。
例えば、 先ほどの例
社内での複雑な課題を海外で議論することになったとします。
ノートに蓄積してきた単語はそのまま会議で使えます。
英語で会議をしているときにいつでもカンニングができるのです!
テストだとNGでも、仕事だとありです。(笑)
要は、結果を出しちゃえば!
実はこの話、事実に基づきます 。
私が前職で営業部門から企画部門に 移った時、ある社内の複雑な課題を整理したのですが、これが各国共通の課題だということでグローバル会議が開催されたのです。
私は日本代表で参加したのですが、この時ほど、英語でノートをまとめておいてよかったと思ったことはありませんでした。
ノートに蓄積してきた
- 課題のポイントと対策
- 英単語(特に頻出用語)
をそのまま、議論の中で使えたのです。
しかも、かなり具体的に。
例えば、会議である話題になったら関連するノートをパラパラとチェック。
そしてそこで使っている英語を活用しながら発言。
あるいは、ノートに書いている「これだけは話そう」というポイントまで会話が流れていくのを虎視眈々と待つ。
そしてそのタイミングが出たら、すかさず発言。(ポイント稼ぎ)
具体例をたくさん引き出せました。
それまでは、海外の会議で こうした材料に乏しく本番に臨んできたものですから、結局、実践単語が頭から出てこなく、フレーズを頭の中で組み立てている間にどんどんと話が進行していく。
結果、ほとんど話せずに終わりという悔しい経験をたくさんしてきました。
発言をしないとどんどんと参加者から取り残され、「早く会議が終わらないかな?」とそのうち心の中でギブアップ宣言。
その後、参加者で会食をする時は、全く自分の存在感がないままに、話すネタすらないから話しかけてもくれない。
ポツンと孤立して苦悩の2時間。
こんな経験を何度か繰り返すと英語がだんだんとイヤになってきます。
でも、その成功体験から、英語で仕事をするのが心から楽しくなりました 。
そして、自分が想像している以上に英語が一気に話せるようになりました。
誰もが、 強烈な成功体験をしないと大きな成長なんてできません。
備えをしないとチャンスはやってきません 。
私にとっての「備え」は英語ノートでした。