信頼している中国人に「中抜き」されて騙される日本のビジネスマン

 

こんな話もありました。仕事で欠かすことのできないネットワーク周りのインフラ。この契約は一度締結すると大きなトラブルがない限り、仕事に影響が出るので変更することはありませんが、新規契約を目指すために責任担当者とこんな話をする営業スタッフが。「契約料は幾らアナタの口座には毎月幾ら」という話。

これこそ正にキックバックの王道かも知れませんが、一旦両者で契約した費用を引き落としした後に、契約先の通信会社または営業スタッフから担当者へ毎月一定額を支払うのです。

また会社に所属した状態で自分で会社を立ち上げて立ち上げた会社から商品購入を行う手法。例えば展示会や企業ブースで配るノベルティグッズの選定を行う、企画室などの責任者が自分でノベルティ販売元の会社を立ち上げて、社内で企画やグッズ選定を行い、最終的には自分の会社経由で購入。昔の日本でもあっていたのかも知れませんが、今の中国でも同じようなルートでグッズ購入して中抜きしている事も。

大抵このような責任者は日本語が堪能で日本人上司や責任者と懇意にするのが上手いため、日本人は全面的に安心して丸投げ。そうなったらしめたもので、アレコレ勝手にし放題になってしまいます。

立ち上げた会社等の情報は担当者の名前や電話番号、住所などで会社登記をしている場合も多く、少し中国語ができれば登記している会社名をすぐに調べることができます。

残念ながら中国語が分からない日本人は、こうやって自分が信じている中国人にいつまでも騙され続けます。「泣いて馬謖を斬る」という言葉がありますが、これができない日本人はいつまでも中国人に舐められてしまうのです。

いつも見ていて不思議に思うのは「なんでこの中国人を信用しようと思ったのか?」という経緯。いい中国人悪い中国人を見分ける目を養わないといけませんね

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