教育ママに育てられ灘中を退学になった経験で分かった育児の鉄則

 

永江一石さんからの回答

わたしの育児ポリシーは、一言で言えば「子どもが好きなことをやるチャンスをフルに与えてあげる」ということです。

これはわたしの幼少期の体験に基づいているのですが、上記のブログにも書いた通り、わたしの母親は大変な教育ママでした。父親は旧制帝大卒ですが、母親は高卒で大学に行きたくても行かせてもらえなかったため、強い学歴コンプレックスを持っていたんです。

そのため、自分が叶えられなかった夢を子供に押し付けていたんですね。小学生の頃からとにかくスパルタで、少しでも成績が下がると烈火のごとく叱られて手にお灸を据えられていました。その後猛勉強の末灘中に入ったのはいいものの、それまでのストレスから解放されて一気に炸裂し、1年で退学になったのはよくネタに使っていますwただ、未だに母親との楽しい思い出は多くありません

そのため、自分の子供には好きなことを自由にやらせてあげたいと強く思っていました。ホリエモンが「親にできるのは出来る限り子どものやりたいことをやらせてあげることだ」と言っていましたが、わたしも同意見です。
子どもの夢を精一杯応援してあげるのが親の役目なので、例えばもし「将来はパティシエになりたい」と言うなら無理して勉強させる必要はないと思うんです。

また、もう一つは基本的に「人と同じことをするな」ということを小さい頃から言い聞かせてきました。今でも覚えているのが、娘が学生時代「お前、もしこのまま遊び呆けてたら人に言われた仕事しか出来ない人生になるよ。自分の頭で考えて新しく仕事を創っていくのと、人から言われた仕事だけやるのと、どっちが楽しい?」って聞いたことがあるんです。それを機に行動が目に見えて変わっていきました。

世の中には自分の頭で考えることを放棄し、人に言われたことだけやりたいという人も大勢います。確かにその方が楽ですし、何の責任もありません。けれども、自分で仕事を創ったりそれを努力して成し遂げた時の達成感は決して味わえません。パン屋さんだって、決められたパンをただ黙々と作り続けるのと、自分でお店を経営して好きなパンを作り出すのとでは全く違いますよね。

image by: Shutterstock.com

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