自動運転が起こした衝撃の死亡事故、未来はまだやって来ないのか

 

ちなみに、自動運転業界では、この事故を起こした速度近辺(時速36マイルが一番難しいことが知られています。十分に低速(例えば時速25キロ以下)であれば、急停車も可能だし、万が一の接触の際にも、被害は少なくて済みます。逆に、高速道路であれば、歩行者も自転車もいないし、見通しも良いので、自動運転処理は比較的容易なのです。急停車ができないぐらいのスピードで走っている時に歩行者や自転車が目の前に飛び出してくるケースが、もっとも処理が難しいのです。

こういった事故は非常に痛ましいものだし、極力避けるべきですが、100%無くすことは出来ないし、開発中であれば尚更です。しかし、自動運転車はある時点で、必ず人間よりも安全になります。それが実現され、かつ、法律的にも社会的にも認められるようになるまでは、まだ数年かかると思います。それまでの間は、世界各地でテスト走行が行われ、事故が起こる度に大騒ぎになる、という事例が何度かあるだろうと思います。

 

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マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。

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