世の中は2種類の人しかいない。購買機会を育てる人か、摘み取る人だ

 

反対に、購買機会を育てる売り方ではどうでしょうか。1人のお客様が来店してくれて、そのお客様の満足を引き出す。このやり方だと、たとえその場で販売できる数字がそこまで高くなかったとしても、後々の購買機会が生まれる可能性は高まります。

お客様が満足してくれたり、販売員や店のことを好きになってくれれば、2度、3度と来店してくれるかもしれませんよね。そういうお客様をどんどん増やして、購買機会が増えていけば、たとえ限りのある客数だったとしても、お客様の足が途絶えることはなくなります。また、顧客満足度も高いので、口コミで広がっていくということも多いでしょう。この売り方であれば、永続的に売上を取り続けることができるので、その後もずっと安定して数字が残せます。

どちらの売り方が好ましいかは、真剣に商売をしている人ならすぐにわかりますよね

同じように数字を上げられる人だとしても、売り方によっては、その場限りの売り方と、永続的に売り続けられる売り方があります。その内情は大きな違いがあるのです。本当に継続して売上を上げ続けるためには、自分がどちらの売り方になっているかを確認しておく必要があって、そして、もし摘み取るような売り方をしているなら、修正することが大切です。

私自身、売上が厳しくなってくると、摘み取るような売り方をしてしまいがちな時もありました。でも、そうなってしまうと、結局売上はどんどん下火になってしまいます。

あなた、もしくはあなたの周りのスタッフは、どちらの売り方をしているでしょうか? この機会だけではなく、売上が良い時・悪い時も定期的に確認できるようにしたいですね。

今日のおさらいです。

・購買機会を摘み取る売り方か育てるか売り方かを確認して修正していく。

image by: Shutterstock.com

 

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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