女子プロゴルファーをバッサリ斬った解説者は何がマズかったのか

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あなたは「理想」や「運」と「現実」どちらが大切だと思いますか?「理想なんて有り得ないんだから、現実だけ見ればいい」「運? そんなもの有るわけないじゃん」と言う方も多いかもしれません。しかし、無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さんによると、理想があるからこそ、未来にエネルギーを発生させて現実を作る事が出来ると説いています。

理想と現実の扱い方

今日は幸運のタネをお届けします§^。^§。

今回は理想と現実の本質的な違いから、運気の感じ方や運を上げる方法について考えてみたいと思います。

運と理想ってとても似たものです。それは目に見えず実在するかしないか曖昧な物。一方運を信じない人と現実も似ていますよね。現実主義者は目に見える物質的な物のみ信じます。で、なんとなくでもこの二つが「どちらも大事」と思っている人は大丈夫なんですが、

? はぁ?そんなもの有るわけないじゃん

理想なんて有り得ないんだから、現実だけ見てなさい」

と言っている人がいたら私は距離を取ります。しかもそれがまだ若い年齢の人であるほど「あ、自分で気づけるまで精進してね~」と静かに遠ざかります(笑)。

「音多さん、運を信じなきゃいけませんか? 現実をだけをしっかり見て生きちゃ駄目ですか?」

当たり前です(笑)、駄目ですね。では何故駄目なのかをお伝えしましょう。

先日、女子プロゴルフのテレビ中継を見ていたら、アナウンサーと解説者のプロがこんなやり取りをしていました。その時テレビに映っていたのは今年プロデビューしたばかりの女の子ルックスが良い上に「飛距離が武器」という事で、活躍すれば一気にスターになりそうだなぁと思って見ていました。

そこでアナウンサーは彼女が立てている目標を紹介しました。確か「25歳迄に賞金女王になる」と言っていたと思います。分らない人の為に解説しておくと、ゴルフの賞金女王とは年間30試合以上戦う中で、5回も6回も優勝しなきゃいけません。金額にして大体1億5000万円前後。

最近はこの賞金女王を韓国勢が占めていましたが、去年は久々に日本人が賞金女王になりました。今の日本女子ゴルフ界は韓国勢が幅を利かせていて、実力以外のルックスやファッションでも注目を奪われがちです。なので当然人気も落ち気味なので、早く人気と実力を兼ね備えた(例えば宮里藍さんのような)日本人ゴルファーが待ち望まれている所かと思います。

で、その目標に対してあるプロの解説者がこんな返しをしたんですね。

「あら、明確な目標を持っているんですね…でもプロの世界でやってみれば現実を知るでしょう。経験を積むうちに自分がどこの立ち位置まで行けるわかりますからね」

大体こんな内容だったと思います。まぁこれは良くも悪くも受け取れますが、私的にはこのプロの言葉を聞いて「あ、この人まずいわ」と思いました。この解説者は当然過去に多くの実績を持った人。そして多くのプロゴルファーの「厳しい現実」を知った人です。その人の過去の経験値(データ)が、デビューしたてのプロの理想である「25歳迄に賞金女王になりたいです」という想いをバッサリと斬ったんですね。

ここで重要なポイントは、この二人それぞれが持つ「理想と現実の違い」です。基本的に「理想と現実は同じ土俵に乗せてはいけません。理想は理想として思い描き、現実は現実として着実に前進させる必要が有ります。新人プロの理想を解説のプロが現実で斬ったという構図に、我々が普段学ぶべき理想と現実への正しい接し方が見えて来ます。

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