実は日本だけ。なぜ我が国の学生は毎日学校を掃除しているのか?

 

次の本から、引用する。

●『スペシャリスト直伝! 小1担任の指導の極意』宇野弘恵 著/明治図書

雑巾の役目は、汚れを雑巾に移すことです。これがわかっていないと、雑巾を滑らすだけで「拭いた」つもりになります。

こんな一見「当たり前」のことが、わかっていることが大切である。自分自身を汚すことで他をきれいにする。それが雑巾。こういうことを、一年生段階で教えるべきだということである。六年生がやってくれるから、トイレのことも、教えないと気付かないのである。

自分自身が大変な思いをすることで他を輝かせることができる。汚れない訳にはいかない。自分だけがきれいなものを使いたいというのは「きれいなもの好き」の人間の考え方である。「きれい好き」の人間は、自分が汚れても周りをきれいにする。そして、無駄に周りを汚さない。掃除は、そういうことも気付かせてくれる。

法的には毎日やる必要がない。しかし、やはり、意味がある。日誌を書かせるのと同じで、大変でも継続的にやらせたいのである。大変なことには「大きく変わる」可能性がある。

「掃除は当たり前」という考えに一石を投じてみたく、書いてみた。

image by: Shutterstock.com

松尾英明この著者の記事一覧

『まぐまぐ大賞2014[無料部門]教育・研究』の大賞受賞メルマガ。実践例を通して、教育観を磨きながら、具体的な手法にもふれていきます。「教育を志事にする」を信条に、真に役立つ実践的な情報だけを厳選してお伝えします。教育関係者を中心に、子どもに関わる全ての方々に向けて発信します。登録・解除ともにすぐできますので、ご一読よろしくお願いいたします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術 』

【著者】 松尾英明 【発行周期】 2日に1回ずつ発行します。

print
いま読まれてます

  • 実は日本だけ。なぜ我が国の学生は毎日学校を掃除しているのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け