オリジナルを意識するな。そもそも人生がオリジナルじゃないか

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ところで、オリジナリティって何ですか。個性的に見せるもの? 奇抜で目立つもの? いえ、オリジナリティはそれを意識して見せるものではありません。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者である佐藤しょ~おんさんは、思ったこと、考えたことを臆せず表現したら、それが自ずとオリジナルになっていると語ります。一体、どういうことでしょうか?

オリジナリティを意識しない

メルマガを書く時に参考にする本や、他の人のメルマガはあるんですか? と質問されることがあるんですが、これはもうたくさんあって数えきれないくらいです。なんたって有料メルマガだけで7誌購読していて、無料メルマガは16誌も購読しているんですから、メルマガの参考になる、ヒントになるものっていくらでもありますよね。

そうしたら次の質問が予想外でした。

それってマネをしたりパクったりするのとは違うんですよね? そういうのを参考にしている時に、オリジナリティはどの程度意識しますか?

って訊かれたんです。なるほどという感じと、こりゃ困ったなという気分が混じった感覚になったのを覚えています。

こういうのはメルマガとかブログを書いたら分かるんですが、参考にするというのは

  • こういうテーマは思いつかなかったなぁ
  • なるほど、そういう考え方をする人がいるんだ
  • なんでそこしか目に入らないのかなぁ
  • このシチュエーションはオレもあったわ

みたいな感じで話を膨らますタネになったということです。

引用して語尾や表現を変えて使うとかそういう話じゃありません(それをやって閉鎖しちゃったサイトがありましたね)。

私のこのメルマガは基本的に私の体験や、脳みそに詰まっている何かをみなさんに分かるように表現しているだけですから。他の人の脳みそを流用したことはないんです。他の人が気付いたことを、私の脳みそを通したらどうなるのか? という観点で書くことはありますけどね。それがタネという意味です。

そもそも自分の脳みそを使ってあれこれと何かを考えて、それを文章にまとめたら、それはその時点でもうオリジナルと言えるモノになっているんですよ。オリジナルって自分でウンウン呻って、考えて、表現出来たモノすべてであって、そうやって脳みそをフル回転させたら他の人とは異なるなにかになるはずなんですよ。脳みそのフィルターって人それぞれで全く違いますから。

これをあえて人とは違うように見せようなんて考えるから、ギクシャクして明らかに自分らしさが消えた得たいの知れないものになっちゃうんだと思うんです。

人間が生きてオトナになったということは、必ず誰かの何かの影響を受けているわけで、それがゼロの人って社会性がゼロってことですから。だからそんな人はいないんです。その意味でオリジナルじゃないって言い出したら、それこそ日本語を使っている時点でもうマネっこですよ。言語とその表記法から編み出さなきゃならなくなるわけです。

コンテンツだって、私と似たようなことを言っている人はたくさんいるんです。私の全ての思考が誰とも似ていないってなったら、社会生活を送ることが出来なくなっちゃいますよ。今の世界で誰にも似ないように生きる、考えるとしたら例えば、

  • 挨拶なんて時間のムダだよ
  • 税金なんてムシすれば良いんだよ
  • 免許証? そんなの持ってなくても運転出来るでしょ
  • ルールとか約束を守るヤツってバカだよね
  • え? おカネってなに? 使ったことないんだけど
  • 学校って聞いたことはあるけど行ったことないんだよね

くらいぶっ飛んでないと、誰かさんに似てしまいます。でもこんな風に考える人と付き合えないでしょ。

人と接して関係性が成立するということは、どこかに共通点があるということで、そしてそれが存在するだけでその共通点が偶然生まれたのでなければ、厳密に言えばオリジナルとは言えないんですよ。

昨今パクリとかの問題がやかましいので、この境界線がどこにあるのかって考えるのですが、最後のところは、自分の頭でチャンと考えたのかってことに尽きると思うんですよね。

そもそもその考えだって時間の経過と共に変化するわけで、この変化もまたオリジナルなんですよ。一人ひとりの人生がそもそも独自のオリジナルなものなんですから、その人の脳みそを経由したらオリジナルって言わなきゃおかしいと思うんですよね。私の生き様なんて他の誰にも似ていないわけで、そんな私が思考して書いたコンテンツに、オリジナリティを意識したことが無いのはそういう理由です。

そんなものに萎縮して書きたいこと、言いたいことが言えなくなることの方が問題だと思うんですよ。つまらんことに汲汲とせず、思ったこと考えたことを臆せず表現したら良いと思うんですよね。

image by: shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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