集客のために
島田社長は、「勝てるチーム作りをするのも大切だが、それよりも、魅力あるチームにすることが重要だ」と言います。つまり、たとえ試合に勝てなくても、お客様がまた観たいと思うチーム作りを目指しているとのこと。
そのためには、会場でのエンターテイメント性やおもてなしも必要だと考えておられます。いわば、お客様に感動をしてもらう方法や喜んでもらうすべを考えているのです。それらは、すべて「集客」につながるからです。
そのため、千葉ジェッツでは、すべての従業員に「集客」を意識した活動を要求しています。そして、その活動の最も重要なポジションにいるのが「チケット販売担当者」です。彼らには、「会社のナンバー2」の意識を持つようにと言っています。
そのチケット販売担当者から、営業担当者、SNS担当者、ファンクラブ担当者、イベント担当者などに具体的な指示をしてもらっているとのこと。言ってみれば、「チケット販売担当者」は、経営企画室のようなものですね。お店で言えば、「店長」クラスということになるでしょうか。つまり、「集客」という目標を持って全社を動かす組織作りをしているわけです。
そして、千葉ジェッツでは、「集客」のために、地域とのつながりも大切にしています。地域に根付いてこそ、地域の皆さんが応援してくれるからです。おそらく、Bリーグの前身であるNBLで活動していた時は考えもしなかったことでしょう。革命的な変化と言えます。
いかがでしょうか。千葉ジェッツの「集客」ノウハウの一部がお分かりになったと思います。今回は、時間の都合で大まかなお話しか聞けませんでしたが、実際は、もっときめ細かい施策を打っているに違いありません。
とはいえ、こんな大まかな話からでもあなたのお店に参考になることがあります。そこで、千葉ジェッツを参考にして、あなたのお店に置き換えて考えてみましょう。