なぜバスケ「Bリーグ」のあのチームは集客を2倍にできたのか?

 

スポーツショップへの応用

千葉ジェッツは、「全員が集客にフォーカス」して組織運営をしています。つまり、従業員の全員が同じ目標に向かっていくということです。いわゆる、ミッションやゴールを明確にして方向性を同じにすることが大事だと分かります。販売スタッフだけでなく、経理や総務、商品管理担当の人達も同じ目標を持つことです。これは、出発点として重要なポイントです。

次に、千葉ジェッツは「魅力あるチーム作り」を目指しています。お客様にいかに喜んでいただけるか、ということを考えているのです。お店で言えば、お客様が要求する商品を提供することもその一つです。また、お客様が感動するような商品を紹介することもいいでしょう。お客様が喜ぶイベント企画をするのも、お店の魅力につながります。

そして、「おもてなしを大切にする」ということは、売場での接客だけではありません。買っていただいたお客様に、その後のフォローをしっかりとし続けることも大事です。コミュニティーを作ってお客様に楽しんでいただくということもあるでしょう。大切なことは、「魅力あるお店とは何かということを、いつも考え実行することだと千葉ジェッツは教えてくれています。

さらには、地域とのつながりをもつことも大切です。例えば、地域のイベントには積極的に参加します。地域のスポーツ大会を支援したり、商店街のイベントに協力したりということでもいいでしょう。逆に、お店が主体となってスポーツイベントを開催しても良いです。地域の人達に愛されてこそお客様が増えていきます。

いかがでしょう。こんなことを、千葉ジェッツの集客戦略から学べるのではないでしょうか。Bリーグは、発足以来まだ2年しかたっていません。知名度が高いわけでも資金力があるわけでもありません。そんな組織がお客様を増やすことに知恵を出しています。地域のスポーツショップにも、見習うことは多いでしょう。

今日のツボ■

  • Bリーグ千葉ジェッツの集客戦略は参考になる。
  • 強いチームではなく、魅力のあるチーム作りが重要。
  • 全員が同じ方向に向かった組織作りが肝要である。

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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