どんな物事も、やったことが無いのに想像力を働かせるのは難しいもの。特に家庭内では家事に対する想像力の欠如が、気遣いの無い一言につながりがちです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、家族全員に家事を「やらせてみる」ことの意義と重要性を記しています。
無経験というツミ
さて、本日は無知は罪だというお話。
なんでもそうでしょうけど、家事をやらない人がその家事の手間を想像できないのは、アタリマエっちゃあアタリマエですね。ま、そういうのを
- 無知は罪
と言うんでしょう。あ、どっちかって言うと
- 無経験は罪
でしょうかね。
…いや、日本社会に蔓延する家事に対する不理解をみるにつけ、これはトドのツマリが
- やったことがないからワカンナイ
ってことなんじゃないかと思うんですよ。しかも、恐ろしいことにその無経験を作り出しているのが、
- 女性
なんですよね。たとえば、「カンタンなものでいいよ」のあとに「だから、トンカツにしよう」とかホザ…言われたときに
- やらせない
でしょ? それどころか不満を抱えつつ、作ってしまったりしてませんか?
は? ウチ? 私が揚げ物がキライ(いや、食べ物としては好きだけど作るのがメンドクサイからキライ)なので、よほど
- 時間があって
- 準備もバッチリ
- しかも私の機嫌が良い
ときしか作りませんね(*´∀`*)。
揚げ物好きなオットには、不満でしょうがこういうことは作る人優先で決めるもんです。へへん♪
トンカツは措いておくとしても、無経験を増長させてしまうことが、思いやりも想像力もない発言を生み、それによって自分が傷つくという典型的な負のスパイラルに入ってしまうんですよ。
しかも、これは家庭内の文化なので、おそらく息子さんも娘さんもこの無経験が生む不快な夫婦関係を文化的に引き継いでしまうはずなんです。
…これを変更するには、もう
- やらせてみる
の一択だろうと思います。だって、知らないんだから。どんだけ手間がかかるのかを。
なので、揚げ物は作らせてみるのがいいと思いますよ。あ、強調しておくけど、準備とか片付けとか
- 絶対やらないように(`×´)
ね。準備も片付けも一人でやってこそ、あの大変さは解るってモンですよね、ケケケ。コンロ周りに飛び散った油もちゃんと拭いてもらいましょうね。