「もうゆるして」結愛ちゃん虐待死で探偵が見抜いた一家の真実

2018.06.11
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結愛ちゃん虐待死事件で私が知っていること

2017年9月までT.I.U.総合探偵社は目黒区にあった。諸事情あって9月以降は世田谷区用賀に事務所は移転したが、発足当初から目黒区にあったことで、私は区内の児童虐待事件に関わったことがある。

その上で、私が知ること。

実母である優里氏がまだ船戸姓ではなかった頃、二人でよく出掛け裕福でないまでも互いに大好きと言って憚らなかった事実がある。

多くの離婚事案で子が幼児であるときは、問答無用で親権者は母親になるものだが、親権者についての争いがなかったと聞く、その理由は結愛ちゃんもよく母親に懐いていたしとても仲が良かったからだ。

その母子関係が崩れたのは再婚を契機にと言っても過言ではないだろう。虐待自体は、優里氏が雄大氏の子を身ごもってから本格化してきており、子の誕生を契機に激しさを増している。

そして、 目黒区東が丘のアパートに引越しをしてからであるが、近隣住民は結愛ちゃんの存在をほとんど知らなかった

ベランダに放置されていたことがわかったのは遺体の足に霜焼けがあったからであり、そうした目撃情報があったわけではない。また、児相職員が周囲に話を聞いたり様子を確認しようとした痕跡もなかった。また、地域にある飲食店のアルバイトさんによれば、船戸容疑者は見たことがあるということであったが、あとでレシートを見たら、座席は3人分で1人は乳幼児であったというから、結愛ちゃんを抜きに夫婦らで外食をしていたわけだ。

結愛ちゃんの衰弱状態はその死因を聞けばわかるが、過度の栄養失調であり、その他寒空での放置や暴力などを副因として肺炎を起こし敗血症(全身に細菌が周り抵抗力がない状態)であるから、目黒区に来てから食事はほとんどしていないに近いと言える。

つまり、頼みの綱は、香川県の児相から重大事案だから動いてくださいと頼まれていた品川児童相談所であり、その職員らであった。 東京だから住人らの横のつながりが薄いという短絡的な決めつけはなく、加害保護者らは、香川県当時、結愛ちゃんを外に追い出したり放置すると、警察に保護されて結果的に一時保護になることを学習しており、道に出ることができないベランダに置物のように放置していたのである。そして、暴力で痛いと泣くなどすると通報されることから、密室で泣くことなどを許さなかった。

その頼みの綱の児相が、加害保護者を見誤り、信頼関係を構築しようとしたというのは、事件となり注目を浴びて、世間からの非難を恐れて思わず出た言い訳にすぎないだろう。

実際は、形式的な訪問しかしていない

つまり、重大事案としての動きは確認できないのだ。

彼らの姿勢は、支援を求めてくれば助ける、警察などから事件性がすでにあって通報された場合は対処するであり、その場合でも一時保護については親権者の意思確認に重きを置くのである。

だから、日常的に児童虐待を行う者で虐待を正当化している虐待親には、児相は全く機能しない存在と言えるのだ。

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