仕事が出来ない人って、ここに漏れがあったり、進捗の管理が甘かったりするんです。それはこの時間の流れ全てが自分の仕事なのだという認識が薄いからなんです。
■ たぶん誰かが飛行機を手配してくれるんだよね
とか
■ 隣の課の人も出張の予定は聞いているよね
とか
■ 課長はその場で承認するだろう
というような予断というか期待というか、他人事の認識で仕事を進めちゃうんです。挙げ句の果てに、出張の前日になって隣の課から、「出張って来週じゃなかったっけ?」なんて言われて泡を食うわけです。課長に承認をもらおうと思ったら肝心の課長が出張に行っていて話が出来ないとか。これは課長のスケジュールを確認しなかったというエラーですし、出張についてのコミュニケーションの不足が招いた事態です。
仕事で何かをする、という時にはその瞬間にこの時間軸の流れと、関係者のタスク、スケジュールを頭の中でマッピングして、節目となるイベントがいつになりそうなのかをイメージ出来ないとならないんです。その上で、それをメモでもスケジュール帳でも、カレンダーでも入れるんです。
これが時間を立体的に考えるということで、そうすることでその仕事の全体感を把握出来るようになるんです。仕事をタスクの集まりではなく、全体の作品として捉えるには常に時間の流れの端から端までを理解しようとすることが必要なんです。
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