臨床心理士が伝授、ビジネスのバイブル『7つの習慣』の活かし方

 

これはいかん。

私は自分にとっての【第二領域にあたること】を洗いざらいピックアップし整理しアプリで管理するという手段をとりました。さらには第一領域、第三領域も整備して、頭の中をクリアにしようとしました。おかげで、「重要度緊急度という二軸での思考パターンが復活することになります。

そして「すべてにおいて第二領域を優先する」という大号令を自分の中では発令し徹底しました。アプリも比較的有効に使え、我ながらここでは徹底度が高かったと振り返ってみても思います。

その結果どうなったか。

渡邊の仕事の質は上がったのか。

収入も上がったのか。

残念ながらどちらも上がりませんでした…(涙)。

むしろ仕事の質も量も、すなわち能率も下がり、自尊心も下がっていきました。何が問題なのか…。それが分からないまま数ヶ月、いや下手をすれば1年以上が経過してしまっていたかもしれません。

ある日ふと思いました。第一領域のことを第二領域より優先してみたらどうだろう、と。

結果的にはこれが当たり、でした。少なくとも私にとっては(フランクリン博士の教えには従っていないかもしれませんが…)。

自分が『第一領域』に振り分けたことをまず優先して片付ける。すなわち重要度も緊急度も高いものから手をつけるようにしました。ただそこは質よりもスピード重視。とにかく仕上げる、遂行することに集中しました。

ひっきりなしに入ってくるメールにも極力フラッグを立てず、とにかく返信することをこころがけました。ですから1日が第一領域のことをこなすことで終わることもありましたが、それもそれで良しとしました。

それによってどういう状況が訪れたか。

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