今年も夏のごほうび。東の空に輝くペルセウス座流星群を見よう

 

国立天文台では「夏の夜、流れ星を数えよう2018」という観測キャンペーンを行っています。ただただぼーっと眺めてみるのもいいのですが、ちょっと科学的な体験もしてみるのはいかがでしょう? 望遠鏡や双眼鏡は必要ありません。晴れた空とみなさんの目があれば、十分に観測が始められます。

まずは、ペルセウス座流星群がよく見える時間帯を調べておきます。見やすくなってくるのは夜半から未明です。21時過ぎたら見え始めますが、東の空が十分に開けたところでないと厳しいでしょう。今年は13日午前10時が極大と予報されていますので、12日の夜中から13日の明け方にかけての時間帯で見ることができたら、たくさん見られるのが期待できます。

できるだけ街灯などの影響のない暗い場所で観察します。ただし、夜遅くの観測ですので、安全面も含めて周りの状況には十分気をつけてください。できれば複数で観測したいですね。

観測する時には、明るいものが目に入らないように、目を暗さに慣れさせましょう。人間の目は暗闇になれるのに時間がかかります。ちらっと見ただけで「今日は見えないな」とすぐにあきらめないで、せめて30分以上は空を眺めてみましょう。そうなると立ったままや、座っていても首を上に向けての姿勢では厳しいですね。できればレジャーシートなどを引いて横になって見るのが一番ですね。

場所によっては、夜、冷え込むことがあります。今年は非常に暑い日が続いていますが、夜はまた別です。風邪などひかないように気温や服装には気をつけておきましょう。あと、場所によっては虫除けも必須です。私は昔、田んぼのあぜ道で観測していて、全身、蚊に刺されて大変な思いをしたことがあります。

見る前には、時計をしっかり合わせておきましょう。そして、キャンペーンサイトにある記録用紙に必要事項を書き込んでおき、準備万端で臨んでください。

実際に自分の目で見た流星の数を数え、記録し、最後に天文台に報告する。あなたの観測結果が貴重なデータとなるのです。わくわくしてきますね! ぜひ参加してみましょう。

image by: Shutterstock.com

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