経営者だけではなく、サラリーマンも同様です。サラリーマンは労働力を提供して給料をもらっており、これもギブ・アンド・テイクの関係。駆け引き的に考えると、損をしないためには、給料分だけ働くのが正解です。もっといえば、なるべくサボって給料を得たほうが、得をするともいえます。
しかし当然、それでは評価されませんし、将来的に給料は上がらず、成功は遠くなってしまうでしょう。会社に給料以上のベネフィットを与えるからこそ、会社から価値が認められ、給料も上がっていきます。
ギブ・アンド・テイクはビジネスの基本中の基本の考え方ですが、その本質が理解できているか否かによって、長期的にテイクできるものが変わってくるのではないか、と思います。1回の駆け引きのギブ・アンド・テイクなのか、長期的なギブ・アンド・テイクなのか、見極めることが重要です。
今回は、ここまでです。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2