絶好調の米国に吹き抜ける「ブラック・フライデー」という追い風

 

米アマゾンは最低賃金を時給15ドルに

ちなみに、雇用も増えていて、ホリデー・シーズンの臨時雇用だけでも、2017年の58万2,500人を上回る、58万5,000~65万人との予測をNRFは出している。

例えば、大型量販店のターゲットはホリデー・シーズンの臨時雇用を12万人老舗デパートのメイシーズは8万人(実店舗およびEコマース)雇用する予定だ。さらに、Eコマース大手のアマゾンは臨時雇用10万人に加えて、最低賃金を時給15ドルにアップすると発表している(これに伴い、アマゾン傘下のホールフーズも最低賃金を時給15ドルにする予定)。

日本でのニュースで報じられているが米国の失業率(米国労働省発表の2018年9月の雇用統計)は、およそ48年ぶりの低水準となる3.7%。好景気による物価上昇や、上述のような最低賃金増など、全般的に米国小売業界は調子が良い

実際、ホリデー・シーズンに限らず2018年の年間売上も好調で、特に、7月の売上が予想以上に好調だったことを受け、NRFが出していた当初の対前年比3.8~4.4%増との売上予測を最低でも4.5%増となると上方修正されている。

ご参考:
●NRFホリデー売上予測 ●Retail trade group sees holiday sales rising 4.3 to 4.8 percent this year

●Amazon, Whole Foods to hike hourly minimum wage to $15

●No sign of the retail apocalypse

そんなわけで、買い物ムードも高まっており、各種小売店では早くもセール情報をじゃんじゃん発表している状況となっているのである。

ご参考:
●ターゲットのブラックフライデーセール Black Friday 2018: Target offers deals on TVs, tech, appliances

image by: shutterstock.com

りばてぃこの著者の記事一覧

ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 メルマガ「ニューヨークの遊び方」 』

【著者】 りばてぃ 【月額】 初月無料!月額880円(税込) 【発行周期】 毎週 水曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 絶好調の米国に吹き抜ける「ブラック・フライデー」という追い風
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け