あなたは「お金のブロック」という言葉にまだ惑わされてないか?

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ベストセラー『妻に龍が付きまして…』の著者で、古事記研究家の小野寺S一貴さんが、自身のメルマガ『小野寺S一貴 龍神の胸の内【プレミアム】』のなかで、「お金のブロック」という言葉に振り回されないための考え方について語られています。

「お金のブロック」はただの思考でしかない?

僕は1月6日のブログで「お金のブロック」について書きました。このブログは大変反響があったのですが、ブログでは書ききれなかったことがあります。そこでメルマガ読者の皆さんには、もう少し詳しくお話したいと思います。

1月6日のブログより

「タカや、金のブロックとは一体なにかね?」
ガガ(タカ氏が対話している龍神)が怪訝な顔で聞いてきた。
「お金のブロック?」

たしかに最近『お金のブロック』という言葉をよく耳にするけど、正直言って僕もワカ(タカ氏の妻)もよくわからない。
「うーん、簡単に言えば、『お金は悪いもの』とか『自分はお金を得てはいけない』みたいな意識があると、お金が巡ってこないという話だと思うんですが」
僕がなんとなーくな概要を説明すると、ガガは驚いたように目を丸くして
「なんと!!おまえバカかね!?」
と、言い放った。

いやいや、僕は説明しただけなんですけど、とは言わないでおく。
「じゃあ、ガガ。そんなこと言うなら、実際にそういう思い込みでお金の流れが変わることはないってこと?」
さすがワカ、龍神様相手でもズバズバ切り込むのはさすがである。するとガガは「やれやれだがね」と、呆れたポーズを取った(イメージです)。

「金に関する思い込みは誰だってあるだろう。それは否定しないがね。しかしだ、そんな思い込みがあろうと金が入ってくる仕組みがあれば入って来るし、なければいつまでも入って来ない。それだけさ」
これは新年早々面白そうな話だ。そして、僕はお金の話が大好きである(笑)。

「良いかね。この場合の問題は思い込みそのものではない。結果的にその思い込み自体が行動を制限してしまっている、ということだがね」
ガガによればこうだ。巷で言われる「お金のブロック」と言われる思い込み。その思い込みがあることで、『正しいお金を得るためのやり方を受け入れない』『お金を得るための行動ができない』など、つまりは、行動を制限していることが問題だというんである。

「たとえば、どんなことがあるでしょう?」
僕はガガに突っ込んで聞いた。具体的な例があれば、そりゃあ知りたい。
「うむ。『金は苦労しないと稼げないもの』という思い込みが、まさにそれだがね」
「いますね、そういう人」
僕即答。そういう人はけっこう多い。
「そういうヤツは、嫌なことを飲み込みながら頑張り、辛いことをし頭を下げ、苦しむことばかりを選択する。そして、それこそが正しいと思い込んでいる」
しかしだ!と、ガガは声を荒げる。部屋の空気がピリリっと震えた。
「嫌なこと、苦しいことはまず続かんがね。ワクワクもせん。いつしか心から元気がなくなってしまう。そんな状態で大きな金が得られるわけがないだろう」
たしかに、お金は周りの人を喜ばせた対価だとガガは言った。そんな気持ちで働いたところで相手が喜ぶはずがない。そう、その人が持つ『氣』というのは自然に周りに伝わってしまうものである。

「それから、『金を儲ける奴は悪いヤツという思い込みもいかんがね。そういうヤツは金持ち自体を嫌う。嫌いな存在だから、その金持ちの良いところを見習うことすらせん」
「だけど本当は、お金持ちの行動にこそ金運を上げる大きなヒントがあるのよね。私たちも徹底的に勉強してここまできたんだから、実証済みなわけだし」
ワカがコーヒーを淹れながら言った。リビングに良い香りが漂う。そう、ワカの言う通りだ。お金持ちの行動、それを真似しなければ金運は上がらない。しかし、逆を言えば、どんなに嫌いでもお金持ちの行動を真似れば金運に恵まれるということにもなる。この世はとても単純なのだ。ここまで聞いていて、僕は気が付いた。

「そうかひらめき電球好きとか嫌いとかいう感情的な思い込みが自分の行動を縛っていただけという気がしますね」
僕のつぶやきにガガが
「ようやく気付いたか」
と、息を吐いた。

お金のブロックと言いますが、その思考がお金を遠ざけているわけではありません。思考の結果行動を制限して勝手に自分を縛り付けているだけ。その思い込みを外して、初めて自由になるんです。好きな行動ができます。そしてお金持ちを批判するのではなく、よく観察してみましょう。多くの人に慕われている人は、お金も人徳もある人が多いです。
そんな人が近くにいたらラッキー。どんな良いところがあるか?を、まず探してみます。それを見つけたらちょっと真似をする。好きでも嫌いでも、とにかく真似します。やりもしないで何やかんや言ってはいけません。言うならやってから言いましょう。真似をしているうちに、だんだんお金持ちの感覚がわかってきます。疑似お金持ちごっこが始まりますが、最初はそれでいいんです。そこから制限を外してみるのが目的ですから。
「すべてのブロックは行動からしか外れないのだよ!!!我は今年も様々なブロックを壊すがね!!!」
いやいや、ガガさん。あんまり破天荒しないでくださいよ~お願いですから。

───────(引用ここまで)───────

つまり、ガガさんが言っていることは、
思い込みで行動に制限をかけているだけ
ということなんです。逆に言えば、お金を得るための仕組みを理解していればいいだけのこと。それは「論理的」に考えてみると簡単でしてね。

そもそも、お金とは何なのか?

まず、お金とは何か?それさえ知れば行動すべきことが見えてきます。

答えから言えば、僕はお金は資源」だと思っています。もとを正せばお金は、人間が生み出したモノと交換するためのツールに過ぎません。昔は物々交換で、野菜と魚を交換したりしていましたが、それでは不便なので、代わりに物と交換できるお金というツールを発明したわけです。ですから、「人間の生活活動のために利用可能」な『資源』と考えても差し支えないでしょう。

資源というものは世の中にたくさんあります。たとえば「水」です。雨が降り、山や川、海に流れ込み、地中に沁み込んで地球を潤します。
そして蒸発すると雲になり、また雨が降る。ほら、循環していますよね?つまり、『資源とは循環するもの』です。

では同じ資源である、お金はどうでしょう?レストランでは食材を購入や人材の確保にお金を払い、作った料理に利益を上乗せしてお客に提供する。そうしてお金を貰い、そのお金をまた食材や人件費に充てることで運営します。どうです?お金がグルグル循環しています

ここで覚えておいて欲しいのは、お金も資源であり、「循環している」ということ。

レストラン経営者が最初にお金を使わなければ(循環させなければ)、材料も変えず、人も雇えません。当然、お金は巡って来ません。
こう話すとたぶんほとんどの人が理解してくれるでしょう。「お金は使わなければ入ってこない」ということを。

しかも、お金は枯渇することがないくらいたくさん溢れていて、日本人の金融資産は1600兆円以上と言われています。どのくらいの額かというと、日本の国家予算は約100兆円ですから、国家の予算の16倍ものお金を日本人は持っているんです。ですから、なくならないし、決して減ることもありません。誰でも手の届くところになるもの、それがお金だと理解する。そして、率先してお金を使える人になる。

そしてもうひとつ。お金を使えば、再び巡ってきてくれますが、その時に有難く受け入れることです。
「ええ、悪いよ」
「良いの?」
「もらえないよ~」
などと言わず、素直に「ありがとう!」と言えばいいのです。別にホントにいらないと思ってるわけじゃないんですから、それが素直になるということ。

これでお金のブロックという幻の思い込みが、少し薄らいだ気がしませんか?完全に払しょくするために、あとは行動するしかありません。そして、実感する事。これができれば、あなたのお金に対する感覚も必ず変わってくるはずです。

image by: alphaspirit, shutterstock.com

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神様と人間はWINWIN(持ちつ持たれつ)の関係。その理解を深め、神様にえこひいきしてもらえる体質を作るためにブログでは書かなかったコツをお話ししていきます。Q&Aコーナーではご質問にもお答えしています!

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