ダルビッシュも大谷翔平も。日ハム栗山監督に学ぶ、健全な勘違い

 

私はこの考え方にも大いに共感を覚え、こういう勘違いは「健全な勘違い自分を目標の方に向かって強烈に引き上げてくれる原動力になる、ということをいくつか経験してきました。ですので今自分が設定している目標も、かなり高いところに置いてはいますが現実味がないとは全く思えません、それどころかそうなった自分を妄想するとニヤニヤしてしまいます。

もしそこに到達することができたら、今の自分からすれば、

「凄い人間」
「いいビジネスマン」
「やれてるプロフェッショナル」

というふうに見えると思います。ただそこでそうなることは大成功ではなくむしろ大ピンチを迎えるのだ、という言葉を自分の中に持っているとどうなるでしょう。目標達成が近づけば近づくほど自分がイケてるモードに陥ってしまう大ピンチが近づいているんだという意識を持つことにつながると言えるのではないでしょうか。

「そんなドMな考え方しなくてもいいんじゃないの??」と仰られるかたもいらっしゃると思います。それもそれで正しいと思います。私もどちらの方がより正しいと言うつもりは毛頭ありません。ただ私は栗山監督がおっしゃるようなピンチが本当に“大大大ピンチ”だという捉え方をするような頭の構造になってしまっているようですので、ゆえに監督の言葉に思いっきり反応が出てしまったのです。

悪しき勘違いが生まれそうになってきたら目標設定の更新日が近づいてきているサインですよ。こんなふうに自分自身の目標を捉えてみるのが良いのではないか、と思った次第です。

私と一緒で、油断するとすぐに悪しき勘違いをしてしまうような方、そしてそういう勘違いをしてしまう自分はまっぴらごめんだ、という方には、少しはお役に立てていただける考え方ではないかなぁと思い、本日は綴らせていただきました

それではまた。Ci vediamo!!

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【著者】 渡邊力生 【発行周期】 ほぼ 日刊

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