メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』で、前回、「親から言われて嬉しい言葉ベスト10」を教えてくれた家庭教育のプロ、柳川由紀さん。今回は、「親から言われて傷ついた言葉ワースト10」を、言われたときの子どもの気持ちも合わせて紹介してくれます。「軽い気持ち」で自分の大切な子どもを傷つけてしまうことがないよう、しっかり心に刻みたいですね。
親から言われて傷ついた言葉ワースト10
前回は「親から言われて嬉しい言葉」についてお伝えしました。今日は、「親から言われて傷ついた言葉」をご紹介します。
「え?こんな言葉で傷つくの?」と言うご感想も頂いていますので、お子さまに、或いは大切なパートナーへ知らず知らずに言っている可能性もあるのでは?さっそくご紹介します。
1.勉強しなさい
自分ではやっているつもりなのに。
2.やる気あるの?
あるよ、あるのにできないんだよ。
3.口ばっかり
言葉にして鼓舞してるのに。
4.やっぱりダメだな、お前は
ダメだと思われていたのか…。
5.使えないなぁ
そんな言い方しなくても良いのに。
6.そんな子に育てた覚えはない
そんな子、ってどんな子?
7.頑張りなさい
頑張ってるのに。これ以上無理。
8.いつも逃げてばかり
逃げているつもりはないのに。
9.だからあんたは嫌われるのよ
自分は、嫌われていたのか?
10.どっちがお姉ちゃんかわからないね
比較されて屈辱的だ
家庭教育アドバイス…「軽い気持ちは要注意」
いかがですか?こうしたひどい言葉は、どれも全て親はとても「軽い気持ち」で言っているのです。子どもは、大人になっても抜けない棘を抱えて生きていくことになります。
他にも「口答えするな」「誰のおかげだと思ってるの?」などの言葉が挙がっています。
言われた側は、ぐさっと傷つき、場合によっては大人になるまで引きずり、トラウマになることもあるのです。幼い頃に言われれば、人格形成やその後の進路にも影響する可能性があります。大人になる準備をしている子どもからしてみたら、「親から否定されている」と感じます。
親として子どもを上から目線でみるのではなく、一人の人間として対等に向き合うことが大切です。そして「軽い気持ち」は要注意です。「大人の軽い気持ち」は、子どもに理解されません。
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