このメルマガの読者さんには、ちょうどそれくらいの年齢層が多いので、ここで書いておくのですが、
● 専門性は大事。だけど人間性はもっと大事。
なんです。専門性って高めれば高めるほど、実は人格が低くなるというか、人品骨柄が下がってくるというか、相手がバカに見えて来るんですよ。なんたって自分は努力してその分野で偏差値60になったと、自他共に認めるところまで這い上がったんですから。それって一丁前のオーソリティーなわけですよ。場合によってはメディアの取材を受けたりするかも知れません。寄稿を求められるかも知れません。実績があったら基調講演の依頼が来るかも知れません。このレベルになると専門性という意味では双六の上がりになったわけですよ。その代わりに、失うかも知れないものが人間性なんですね。
特に努力によってこれを手に入れた人というのは、他者に厳しいところがありますから、
- そんなことも知らないのかよ
- その程度の知識で仕事をするなよ
- 質問する前にもっと勉強しろよ
- オレは初心者は相手にしないのよ
みたいな態度を取りがちなんですね。
だからここで振り返って、高めるべきは人間性なんです。これはつまり、
● 他者から好かれるあなたであるか?
という問いなんです。
特に男性のエリートって、論理思考には強いんですが、右脳系の感情とかイメージは弱いところがあるので、ホントに注意して気を付けた方が良いですよ。私もここは反省の方が多いですから。ということで今回は自戒の念を込めて書きました。
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