でも実はフォートナイトは開発発表からリリースまでの道のりが長い。遡ること2011年、当時、エピック・ゲームズ社のデザイン・ディレクターだったクリフ・ブレジンスキー(Cliff Bleszinski)が、スパイクTVのゲームアワードで制作を発表。その後、これまでにないゲームを作りたいという思いからなんやかんやあって、ようやく5年後にリリースとなった。
この5年の間に、エピック・ゲームズ社は『今後、ゲーム業界に起きると予測される大きな変革に備えるため』中国の巨大企業グループのテンセント社(Tencent)より初の外部投資家として3億3,000万ドル(1ドル100円として330億円)の投資を2012年に受けている。ただし、投資と引き換えに株式の40%を譲渡。ほぼ身売りのような投資で、ある意味で賭けに出たエピック・ゲーム社だが、上述したようにフォートナイトは大当たり。
2018年には同社の利益は30億ドル(1ドル111円換算で約3,400億円)に達したと報じられている(非上場企業のため公式発表はされていない)。
ご参考: ● ‘Fortnite’ Creator Epic Games Reportedly Earned $3 Billion In Profits in 2018
そして、2018年10月に新たに12億5,000万ドル(同1,400億円)の投資が入り、リード投資家はテンセントの他にシアトルとニューヨークの投資会社が加わった。会社評価額は150億ドル(同1,700億円)とのこと。
ご参考: ● List of Epic Games’s 3 Lead Investors ● Epic Games、今年の利益30億ドルか──『フォートナイト』のヒットで絶好調
飛ぶ鳥落とす勢いのフォートナイト人気の脅威はゲーム業界だけに限らず、同じテレビ画面を奪い合うようなネットフリックスといった動画サイトは最大の脅威はHBOよりもフォートナイトであるとコメントしているほどとなっている。
ご参考 ● 【ゲーム旋風!】ネットフリックスのライバルはHBOではなくフォートナイト?! ● Netflix Claims ‘Fortnite’ Is a Bigger Competitor Than HBO