そして、もう1つ、フォートナイトの楽しみ方に建築というクラフト要素がある。斧で草木や建物を壊して得た資材を使い、建物を建てることができるのだ。
壁や床、天井などの建築で敵の攻撃を防いだり身を隠したり、罠をしかけたり、形を変えることでフェイントをかけることができるもので、プロゲーマーなどのゲーム上級者は銃を使わずに壁につけた罠で敵を倒したりもする。
でも、これも敵を倒すだけじゃない。変わった形の建物を建てたり、特殊な階段を作るプレイヤーもたくさんいて、あまりの凄さに一級建築士などと日本では呼ばれていたりもする。
以下は建築技術の凄まじいBeaksさんの動画。実際にプレーするといかに難しいかがわかる。
ご参考: ● The Beaks Rush – New Push Meta???
最後に、もう1つのバージョン、「フォートナイト・クリエイティブ」についてご説明しよう。これはフォートナイトで使われている素材(家や自然を表現しているパーツ)や武器など自由に組み合わせて好きなものを作れるもの。まさにクリティブになれるゲームだ。
できあがるものは様々。無数のイマジネーションを見ることができるが、例えば、ボーラーに乗ってジェットコースター体験や、戦いのための練習ができもの、鍵盤などの楽器素材を使って曲を演奏できるマップなどなど様々となっている。
最近では、記憶力を試すメモリーゲームもあり、もう戦いではない。いや、記憶力を競い合うという意味では戦いなのかな?
ご参考: ● 【フォートナイト】記憶力を試される鬼畜チャレンジ!!
他にも、理想の家を建築することもできるし、
ご参考: ● BUILD Your Own HOUSE CHALLENGE In FORTNITE! (Creative Mode)
米津玄師さんのピースサインもユニークな演出で演奏できるものも。
ご参考: ● 【世界一】これまでの演奏とはレベルが全然違う!最高クオリティの『全自動米津玄師』でみんなにも感動を味わってほしい!
クリエイティブ版はリリースされて間もないがすでにレベルの高いものが制作されており、PCGamerが選ぶベストクリティブマップという記事もあるほど。
ご参考: ● Fortnite creative codes: the best custom maps
以上みてきたように、敵を殺すのが目的のシューティングゲームのフォートナイトだけど、工夫次第で様々な遊び方が可能という点も人気の理由と思われる。
ちなみに、1人で遊びたいという方も十分に楽しめるポイント獲得できる仕組みや、ゲームが上手くないという人でも技術など気にせず参加できるゲームも用意されている(例:チームランブルなど)。
海外の人とチームメイトになれば英語でコミュ二ケーションする(ボイスチャット機能を使うが会話をするかは好み)ので英語の勉強になっているという人もいるかもしれない。人によっていろんな遊び方がある。
そして関連動画を見ていると、驚くほど多くの人たちが、新しいもの面白いものクリエイティブなものを作りたいという想いを披露しているのである。
フォートナイトはゲームの仕組みに誰でもクリエイティブになれる要素がたくさん詰まっており、楽しみ方はそれぞれという自由さが人気を集めたとも言えると思う。
特集がすでに長くなってしまったのでニューヨークにやってくる理由と、eスポーツのプロプレイヤーさんたちについては次回の特集でお届けしよう。
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