日韓の「国民性」その差はどこに?キリスト教を切り口に考察した

 

戦後の日本では首相34人中、片山哲、鳩山一郎大平正芳細川護熙麻生太郎鳩山由紀夫吉田茂は臨終時に洗礼を受けた。

韓国は、日本ではカルト扱いされる新興のキリスト教会派(人によっては会派という言い方を否定する人もいるが)も市民権を得ているし、キリスト教系列の新聞も一般紙の扱いで発行されていて、時にはスクープを出すので、私が駐在中、そこは目の離せない新聞であった。日常会話に聖書の話は頻繁に出てくるような気がしたのも日本との大きな違いだ。

この違いには当然ながらメディア行為にも反映しているはずで、今回の調査はカトリック司祭のインド人、アルン・デソーザ神父との共同研究で行っている。名目は「日本と韓国のメディア・ジャーナリズム行為とキリスト教及び宗教観の関わり、さらに報道と宗教との関わりの結果として社会でのケア行為にどのような影響があるのかの調査」である。「日韓のメディア・ジャーナリズムの本質を追究することを目的とし、社会のよりよりケア行為を実現することを目指す」ものだ。ここで浮かび上がる違いを認識できれば相互理解も深まるはず、だと信じたい。

質問用紙は日本語版、韓国語版ともにシャローム大学校のホームページからダウンロードができる。対象としているのは日本と韓国のキリスト教信者だが、一人でも多く協力してほしい。

シャローム大学校ホームページ

image by: Yeongsik Im / Shutterstock.com

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特別支援教育が必要な方への学びの場である「法定外シャローム大学」や就労移行支援事業所を舞台にしながら、社会にケアの概念を広めるメディアの再定義を目指す思いで、世の中をやさしい視点で描きます。誰もが気持よくなれるやさしいジャーナリスムを模索します。

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